びっくりすることは続くもの。
今日も祖母の病院へ行き、
話をしていたのだけど。
朝から日光浴をするようになった祖母の顔は
いつにも増して血色がいい。
病院のスタッフにも
とても親切にしてもらっているようで、
「ここはまるで天国です」
なんて感想まで。
よかった…
一生恨まれるのを覚悟だったから…
時間がたっぷりある入院生活で
祖母はいろいろと考えたらしい。
今までは決してしなかったような話をはじめた。
祖母の部屋を片付けようとした私のことを
ずっと誤解していたんだと。
自分の大切なものを盗んでいく泥棒のように思っていたけど、
今回のことで見直したと。
私が赤ちゃんだったとき、
仕事の忙しい母に代わって、祖母が私を育ててくれた。
祖母にとってみれば、私は孫というより
2人目の娘だったんだと。
自分で生きていくためにと思って
いつのまにかモノをため込んでしまった。
でも、今回の荒療治を経て
3週間モノと向き合い、片付けようとして片付かない経験をして
どうせ死ぬんだったら、こんなにモノは必要ない。
もう、いらないということに気づいたと。
この世の最後の修行は、モノへの執着を手放すことかな。
と言う祖母。
たった数日で、ここまで考えたんだなぁ…
退院したら、私と暮らしたいとまで言ってくれた。
ひ孫である私の子を、なによりかわいがっている祖母。
あの子と毎日遊べたら、こんなに幸せなことってない、と言う。
それ以外、もうなにもいらないと。
ちゃんと買い物依存の治療をして、
新しい人生をスタートしようとしている祖母。
嬉しい、なんて言葉では言い表せないくらい、
私も感動している。
これからは、
私と祖母の2人で
ミニマリストを目指していくぞ~