小さな良いことが沢山あった。
母の認知症うたがい、なんて話がありまして。
そもそも3年くらい前に、
「ついこないだ行った台湾旅行が思い出せない事件」があった。(長いな)
母が大騒ぎして、
台湾に行くならあのレストランに行かないと!!と、わーわー言うので行列に並んで行ったレストラン。
あのレストランさ〜、と話しているとき、
母がぽかーんなのだ。
そんなことあったかしら?みたいな顔してる。
ええ〜?そんなことある?
まあお酒の席だったしね〜。
モヤモヤしながらスルーした。
今回も、
着付けの手順が思い出せないとかなんやかんやとあって、これって認知症じゃない?てなことで、
頭がはっきりしてるうちに検査するなり、マイルドな処方?始めるなり、
もう何ならイチョウ葉エキスでもいい笑、
とにかく母と話そう!
と、父に持ちかけたら、
父、
「もう一年だけ様子を見ないか?」
とか眠たいことを言うのだ。
なんで?
というか、
先延ばしにするメリットは何だよ?
父も母もすんごい理屈っぽい。
とくに父ははもっすごい理詰め人間なのに、なんで、
こと認知症のことになると、こんなに非合理なんですか?
と、聞いたら、
「もごもごもご…。」
認知症のことになると、
なんでそんな急に歯にものが詰まったようなモゴモゴになっちゃうんですか?笑
「わかった、俺病院行ってくるわ」
え、そっち?父が行くの?笑
ま、まあ良いけど…。
とにかく母には旅行の車内で軽く話してみるからね?
で、
話したら、案外とあっさり、
「病院に行ってくるわ〜」となった。
最近、母の親友が認知症になったことも、
着付けの手順がうまくできなかったことも、母の中ではかなり引っかかっていたようで、拍子抜けするくらい本当にすんなりだった。
余談…
道中で立ち寄ったパン屋さんで、
4種チーズのパン、というのを買った。
みんながお風呂に入っている間に、
小腹の母は1人で食べたそうだが、
母…
(このパン、チーズの味がしない。)
なんか変だと思って、母は半分食べてやめた。
それでみんなが部屋に戻ってからも、
そこまで私はボケてしまったのか
とか何とか考えちゃって、
怖くてなかなか言い出せなかったらしい。
夕食のあとに、
「このパン食べてみて…?」
と、おずおず取り出してきて、
みんなでちょっとずつ食べてみる。
「これ明太子ポテトじゃない?」
「なんかピリ辛だよね?」
「これは少なくともチーズではないな」
と満場一致。笑
そこでやっとお店に問い合わせてみて、
そうなんです、商品フダをつけ間違えてしまってて…申し訳ございません!
明太子ポテトパンです。
というオチ。笑
母はバッサリはっきりモノを言うタイプなのに、
パンの味が変だということすら言えないところまでビビってて、爆笑してしまった。
母、
「この子が認知症のことばっかり言うから、もうわたしすっかりその気になっちゃって、怖くて怖くて、ほんとにも〜!!」
とかって笑ってた。
ほっとしたんだろな〜。笑
なんかこの話、死んだあとに良い思い出話になりそうだな。(不謹慎?)
祖母は92歳になり、母もいい歳だ。
末っ子は来年おむつが外れているだろうし、また来年もこうやって遊べると良いな。
サービスエリアでは子どもたちは聞き分けがすごく良くて、
人懐っこさも全力で発揮して、
めっちゃ薄目になってるかお笑
ソフトクリームをほんのちょっとおまけしてもらえたり、
自販機の下に落としてしまった硬貨を、まわりの大人(他人)が集まってみんなで助けてくれたり、
お土産コーナーのお菓子が大安売りになってたり、
小さな良いことが沢山あった。
野呂高原ロッジ、メモ。
◯お風呂は温泉じゃないけど、清潔。
◯シャワーの温度が不安定だけど、お風呂が熱すぎずぬるすぎず、最適温😊
◯建物全体古いけど、掃除がよく行き届いてる。
◯布団はセルフ、気楽。
◯食事はふつう、ボリューム少なめで大変良し!宿のご飯は、そもそも多すぎやしませんか。
◯駅とのシャトルバスが10:40と15:40だったと思う。路面凍結や濃霧の時はとても便利!
◯お安い宿なので、
基本は現金決済にご協力ください!笑
電子決済つかえません。
◯Wi-Fiない。むしろ今どきみんな定額制じゃない?気にしない。
祖母が「みんなが来るからおもてなし」はもう流石にできないし、させられない。
てことで近くの宿をとることに。
「近く」つっても麓までグネグネ山道を車で15分くらい。
他にもいくつか宿はあるけど、
ここ、良かった。