𝙞𝙣𝙨𝙩𝙖𝙜𝙧𝙖𝙢 ｽﾄｰﾘｰｽﾞ毎日更新！
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𝙒𝙚𝙗 𝙨𝙝𝙤𝙥 ⇢ 旅する羊 
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厳しかった第一子の子育て。
長男を出産したのは20代前半。
精神的に未熟なまま、育児が始まって
少しづつお母さんにしてもらいました。
不幸をたくさん感じた
わたしの人生。
本当は恵まれているのに
気が付かない自らの弱さで
不幸を長引かせました。
わたしみたいな道を
歩いてほしくない。
そんな気持ちから
長男にはあれこれ厳しく接したり
心の余裕のなさで
感情的に接することもありました。
後悔が残る子育て
小学5年生の頃から
ほんのり反抗期を感じるように。
甘えん坊のかわいい男の子から
大人っぽい表情が見えるようになり
その変化にわたし自身が
ついていけなかったように思います。
小学校最後の年は
とても喧嘩が増えました。
どうしてうまく
接することができないのだろう。
周囲の親子みんなが
うまくいっていて
自分だけが
最低の母親になったような気持ちでした。
全て、受け入れよう。
うまくいかない期間を経て
このままでは、後悔すると悟りました。
いつまでも一緒に暮らせるわけじゃない。
あと何年一緒にいて
毎日顔を見られるだろう。
つまらないことに腹を立てたり
勝手に将来を心配したりせず
長男の良いところを見つけながら
一緒に生きてくれることへ
感謝することだけに集中すると
決めました。
うざい母ちゃんかもしれない
自分でできるようにならなければ
将来困るのではないか・・・
という心配から
「自分でやりなさい！」
だった部屋の片付け。
今は
部活や塾で疲れているときは
部屋の掃除や片付けをして
整った部屋で心休まる時間を
過ごしてくれたらいいな、と思う。
栄養バランスのことばかり考えず
美味しい時間を楽しんでもらえるように
好きなおかずを優先して作る。
家事の中で1番嫌いだった洗濯は
作業になりがちだったけど
学校や塾でしゃぼん石鹸の香りで
気持ちよく過ごしてほしいなと
工夫をすると、楽しくなった。
本人には伝わっているかわからないけど
心のこもった時間です。
言葉でも伝えてみる。
振り返ると、長男との会話は
予定や作業のことばかり。
それよりも
もっと話したいことがある。
塾の送迎や
実家へ帰省するときの
車の中や
2人きりで行く
ファミレスの時間に
感謝を伝えるようになった。
お母さんにしてくれて、ありがとう。
いろんなことを教えてくれて、ありがとう。
あと何年暮らせるかわからないけど
本当に幸せばかりだったよ。
あなたが幸せなら
それでいい。
人生を思いっきり楽しんで。
何者にならなくてもいい。
もうこんなに私たちを
幸せにしてくれたから
心を大切にね。
この言葉を伝えるのは
自分のためでも
ある気がする。
伝えないと
きっと後悔してしまうから
なによりも伝えたいことを
目を見て、声にして
伝えている。
ママがいてくれたら、大丈夫
長男との向き合い方・・・
いや、自分との向き合い方が変わって
親子関係が変わっていった。
受験生になった長男は
高校を選んだり
受験の準備をしたり
部活を引退したり
はじめての出来事が続き
きっと精神的に
不安なことも多いのだろう。
最近、こんなことを言うようになった。
「いろいろあるけど
ママがいるから、大丈夫だなって思うよ」
「うまくいかないことがあっても
ママと話してたら大丈夫だなって思える」
とても嬉しかった。
普段は距離があるけれど
不安なときの話相手として
追い詰められたときの
逃げ場所として
お母さんでいられたら
なによりです。
長男と
世界中の受験生に
幸あれ！
みんなきっと
大丈夫だ！！
と私は信じてます。
耳のおともにいかがでしょう @𝙑𝙤𝙞𝙘𝙮
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