お休みの日の朝、
家族がリビングに来るまで、朝ごはんを猫たちに食べられないように見守ってる。
ピンクさんが狙ってるね。
今日も急いで家事を済ませて、
お休みで家にいた息子さんを誘ってお散歩に出掛けたよ。
あ、彼岸花みーつけた。
しかも白。
息子さんは赤い彼岸花が一番好きな花。
白いのは初めて見たらしい。
「彼女とお散歩中に白い彼岸花見つけたとするでしょ」
「うん」
「『もうお彼岸だね』って言ったら、彼女はきゅんってするよ」
「覚えとくよ」
まだ彼女がいない息子さんと、こんな会話をよくする。
早くいい人が見つかるといいね。
空を見上げて、
「もう秋だね」
って言うのも「素敵」って思われるよ。
なんて言うんだけど、
今どきそんな人いないかな。
間違ってたらごめん、息子さん。
スタバで注文をしようとしたら、
まだ何も言っていないのに、
「本日のコーヒーはコロンビアです」って教えてくれた女の子。
私がいつもドリップコーヒーを注文するのを覚えててくれたらしい。
素敵じゃない?
コーヒーのお話でちょっと盛り上がったら、
横で息子さんが、「お母さんのお友達?」ですって。
そんなわけないじゃない。
この調子じゃ当分彼女できなそうだわ。
今日はお互いに黙々と読書したよ。
最近息子さんは詩に夢中。
詩人になろうかなって言ってるくらい。
うん、いいと思うよ。
今日はすごく歩いたけど、
とっても楽しかったな。
息子さん、付き合ってくれてありがとう。
今のうちに息子さんとたくさんデートしとかなきゃね。






