食器は好きだけど、

たくさんはいらなくて。

適度な量が理想的です。

船便に入れた我が家の食器と調理器具


本当に気に入った、

機能的な食器を

毎日使いたい。


作家さんのものも素敵だけど、

私はプロダクトデザイン(商業デザイン)

が好きです。


ですが、

じつは

私の実家は陶芸一家です。


江戸時代から代々続いていて、

祖父、父と何代目〇〇と襲名されていて、

私の兄も受け継いでいます。


なので、

実家には食器がたくさんたくさんあります。


家族が作ったものをもちろん

日常的に使います。


そして両親は

勉強用にたくさんの食器を持っていました。


古いものやアンティーク、

好きな作家さんのものなどを

普段使いしていました。


すべてうっとりするような

素敵な食器でした。


結婚した際、

家で作られた器をいくつか

譲り受けました。


やはり祖父の急須は

値段は高いけど、

お茶を注いだときの水切りが抜群で

見た目も美しいです。


祖父は生前、

器は飾るのものではなく使うもの。

(コレクションして

しまっておくのはもったいない)

実用性を重視した

使いやすいデザインを

追求していたように覚えています。


そして、父は

万が一割れてしまっても

使っていて割れたのはしょうがない。

物は壊れるものだからと

言っていました。


やはり使うことを前提に考えています。


また、

益子に行った時に

迷って買うのをやめようとした私に、

器は使ってみないとわからないから、

全部買いなさいと言いました。


それは説得力あるものでした。

たしかに見た目と使い勝手は違います。

使うほどに大好きになる器もあります。


このように我が家流に、
食器の教育を受けてきました。

そしてその結果…

やはり美しいデザインはもちろんですが、
私は機能性重視です。

使いやすさを追求したデザインこそが
美しいと思います。

だからプロダクトデザインが好きです。
なかでも北欧食器は
機能性とデザインの両方を兼ね備えていて
好きです。

やはり作家さんのものは、

味があって素敵だけど、

重ねにくいので、

食洗機に入れにくく食器棚でも嵩張ります。


また、

土によってはラップが付けられず、

密閉できません。


そして重いです。


結果、

どうしても気軽な

北欧デザインの食器ばかりに。


これが今の私の暮らしには合っています。


丁寧な暮らしは、

もうしばらく先になりそうです。

タイのお寺で眠る野良犬