2020年3月からタイへ住み始め、もうすぐ3年が経ちます。

そして、2023年3月末に日本へ戻ります。


思えば、3年間のタイ生活は、コロナとともにでした。


2020年2月、初めてタイへ来ました。

住む家を探すためです。


その頃は、中国武漢で謎のウィルスが発生した、くらいの感覚でした。

まさかその1ヶ月後にコロナでこんなに振り回されるとも思わずに。


初めて訪れる東南アジア

道路に立ち並ぶ屋台

人の多さ

交通ルールの悪さ

どこへ行っても熱気と活気

同じアジアに国でも、この国は今まさに成長しているのだと実感しました。



数日間の滞在でしたが、

早く住みたい!

とワクワクしながら日本へ戻りました。


しかし、その後3月へ入るとコロナの脅威は日本へもやってきました。

ダイヤモンドプリンセス号のニュースを見た時、もうタイへは行けないかも、と思いました。


それでも、職場へ休職手続きをして、

子どもの学校へ転校手続きをして、

船便も航空便も出して。

準備は進めなくてはいけません。


これで、タイ行きがなくなったらどうモチベーションを保てばいいんだろう…

不安な毎日をすごしていました。


その頃は、世界中でコロナによる国境閉鎖が始まろうとしていました。


はじめ、3月末に取っていた航空券は、

「本当に行けなくなるかも」

ということで、1週間前の24日にチケットを取り直しました。


それでも日が近づくにつれ、

タイへの国境が閉まる、

閉まらなくても入国するのに、英文の陰性証明証明がいるとか、特別な保険に入らないといけないとか…

様々な噂がありました。


そんなとき、突然日本の学校が休校になりました。

さすがにもう無理かもと絶望しかなかったです。


タイへ行けるか不明のまま、出発の数日前になりました。

そんな中、2月に入国してすでタイで生活している夫から

「国境が閉まるから、明日の飛行機で来て」

と電話が。

夕方の4時くらいだったと思います。

とりあえず、「行く」と返事をしましたが、実感が湧きません。


準備だって、まだ終わってないし。

家の片付けだってできていません。

本当に明日行けるの??

ドキドキして、体が震えてました。

とりあえず、出発するための準備をしなくちゃ。

あまり記憶がありませんが、ほぼ徹夜で準備と家の片付けをしました。


そして実感のないまま、早朝空港へ。

こんな大変な状況のなか、お友達が見送りに来てくれましたえーん


カウンターで止められるかもしれない

飛行機が動かないかもしれない

タイへ着いてから戻されるかもしれない(実際、書類不足で帰された便もあったそうです)


そして、なんとか無事にタイへ降り立つことができました。


しかし、閉鎖される前の滑り込みの人たちで、空港はごった返しています。

入国に必要なアプリをダウンロードとか、書類が必要だとか…

海外でWi-Fiの繋げ方もわからないし、順路もわからないし。

おまけに、真冬から真夏の国へ来たから、汗だくで。


クラクラになって倒れそうになりながら、なんとか出口で待つ夫に会うことができました。(その頃は2週間の自主隔離でした)


その後、タイはすぐにロックダウン。

数日後の航空券を持っている人たちは、入国することができませんでした。


なんとか入国できた私たちは、ラッキーだったのか。

コロナ禍のタイ生活、不安でしかありませんでした。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

その後のタイ生活の続きもいつか書けるといいなと思います。