しばらく更新していなかったのですが、中学受験のバイブルである『二月の勝者』のまるみちゃんの併願が話題になっていることに触発されました。

久しぶりに昨年の心が擦り切れる感じがよみがえったからです。

 

まるみちゃんの現状は2月2日夜の段階でおそらく以下のようです(下記の学校名は推測ですので、念のため)。

 

・持ち偏差値である年間の平均偏差値は四谷大塚で56から58くらい?

・吉祥寺校に通えるおうちに住んでいる(おそらく埼玉は通えないことはない)

 

1月 浦和明けの星 〇

2月1日午前 女子学院 × 

2月2日午前 吉祥女子 × 大妻中野 〇

 

3日は恵泉の予定だったものの、ここで終わりにしようとする雰囲気に対して、ネット上でいろいろ盛り上がっているみたいですね。事情があると言っても、なんだかアンバランスな感じがします。

そもそもまるみちゃんは2月1日はかなりのチャレンジなので(持ち偏差値+5以上)、2日にチャレンジ校(持ち偏差値+3以上)を組む時点で、埼玉校まで通う覚悟があることを親子で確認すべきではないか、と思うのです。

3日以降も勝負し続けるのは、親子ともメンタルがきつすぎます。

 

2日午前に吉祥を受けるなら、午後入試は1日・2日とも大妻中野よりもより偏差値の高い、恵泉・富士見・東京女学館・山脇・田園調布あたりを受験するのでは?女子学院は面接があるといっても、間に合う学校もあるのではないでしょうか。

よもぎだんごのお友達の中には、ほとんど合格がとれないまま2月5日まで勝負し続けた子もいましたが、途中で親子どちらかのメンタルが折れても不思議ではありません。

併願作戦を立てる段階では、途中で受ける気力がなくなることを前提にした方がよいのではないでしょうか。もちろん気力があれば、がんばることは素晴らしいことです。

 

よもぎだんごが通っていた校舎の方針は

①(通うつもりがあるかどうかはともかく)埼玉、千葉で必ず1つは合格を取る(合格するまで受け続ける)。合格をもって、東京入試に挑む。

②東京の学校に行くなら、2月2日までに1つは必ず合格が取れるようにする。

 2日までなら午前・午後受験の連投も何とかなる。

という、今思うとわりと手堅いものでした。

 

しかし入試後に他の塾のお友達の話を聞くと

①埼玉、千葉は複数受けたけど×、そのまま東京入試に突入

②午後受験はしなかった

という話もチラホラ聞きました。

ちなみに東京入試の結果はバラバラだったので、この方法だとうまくいかないわけではありません。

 

なお、東京の学校も受かったけれども、最終的に埼玉や千葉の学校を選んだお友達もいます。みんな元気に通っています。

 

まるみちゃんには、浦和明けの星に入学金を振りこんでもらって、気力が続けば3日以降も勝負し続けてもらいたいです。東京入試がほぼ終了する2月5日の結果が出た後で、改めて自分で考えて、進学する学校を選んでほしいです。

 

がんばれ、2023年組!