ハウスメーカー難民から窓の家に決定するまで | m i n i m a l

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神奈川県湘南地方より。
住まい、健康、子育てなどについて。
40代〜60代の中年期を素敵に生きたい。

 

 

 無印良品の窓の家を選んだ理由 

 

 

 

 

数年前、どんな家に住みたいか漠然と考えてた頃。

真新しいノートを買ってきて、My Hose Planなんて名前をつけて

思ったままに、次々と理想をノートに書いていました。

○真っ白い室内

○大きな窓

○広々とした吹き抜け

物理的な物事だけではなく、それぞれの部屋でどう生活したいかも想像を膨らませて考えたりしました。

○自分だけのお気に入りを集めたスペース作り

○のんびりと本を読みながら、リビングで音楽を聴きたい

○部屋全体はニュートラルなアースカラーで統一

○海で拾ってきた貝殻、旅の思い出をディスプレイできるシェルフ

など。

このノートはビジョンボード的な意味合いもあるため、現実非現実的に過皮あらず、自分が心地よいと感じるものや、ネットで拾ってきたインテリアの写真をプリントアウトしてノートに貼って眺めたり。ノートサイズに縮小コピーをした図面も貼り付けて、その中に動線や、置きたい物のリストなども書き込んだりしていました。そのノートは家の打ち合わせの時、インテリア雑貨店などに足を運ぶ時などに携えて、新たに気づいた事を書き込んだり、今、目の前にあるものが自分の思い描いてきたコンセプトに合っているか確かめたりするのに役立ちました。

実はこのノートはまだ愛用していて、インテリアについてのインスピレーションが沸き起こった時などに活用しています。

 

 

ちなみに、このノートは私たちがハウスメーカー難民になっていた3年ほど前に作りました。その頃の私たちは、自分の理想を予算内で形にしてくれるところを探している真っ最中でした。

計15件くらいでしょうか。大手ハウスメーカー、工務店、建築士の方にも図面を書いてもらった事もありました。My House Planには、ハウスメーカー名/予算に対する提示金額、良い点や気になる点など色々と書き込み、消去法でハウスメーカーの選定をしました。

下に書いたものは、私がそれぞれに感じた事まとめたものです。感じ方は人それぞれ。なので、これは私の1意見として聞いていただけたらと思います。

 

大手ハウスメーカーに感じたこと

住宅展示場のモデルハウスは本当にどれも素敵で心を奪われました。家の中に入ると、その広々とした室内空間、質感の良いインテリアに思わず、わぁ!こんな家に住めたら素敵だなぁとワクワクするのですが、そもそもモデルハウスのサイズが現実離れしているため全く参考にならならないなと感じました。モデルハウスは家自体がかなり大きいですし、各メーカー最高の素材を使って、見た目的に”映える”間取りや家具が採用されています。そんな非現実的な空間に身を置き、夢を膨らませた状態で図面を書いてもらっても、出来上がった間取りはまさに”一般住宅”そのもの。全てが縮小され、オプションも最低限のものに変更され、間違いなく全ての提案された間取りやプランにがっかりさせられました。そんな想いをされた方は多いのでではないでしょうか。これは担当の方の力量もあるのかもしれません。現に、施工例などでは素敵なお家もたくさん紹介されていましたから、こちらの希望を少しでも叶えてあげようと親身になって尽力してくれるような担当者さんに出会えれば、結果は違っていたかもしれません。

ただ、私たちはそのような担当者さんと出会う事はありませんでした。結果的に、どの大手ハウスメーカーと契約しても、妥協だらけになるだろうし、この後どれだけがっかりしなければならないのかが目に見えたような気がして、大手ハウスメーカーを選ぶ事はありませんでした。

 

工務店に感じた事

2件ほどの工務店に図面を書いてもらいました。1件は夫が探してきたもので、コンクリートハウスを扱っている工務店。主に豪邸のような家を手がけているような工務店さんで、そこは予算が合わず程なくして終わりに。他に、平○建設さんという工務店にも行きましたが、最初にお邪魔した際、夫が出張中で私だけが行ったのですが、ほとんど真剣に相手をしてくれず、とても嫌な思いをしました。行くとすぐに会社のPRビデオを見せられ、こちらの希望も聞かれず、次回ご主人様が帰ってきたら、詳しいお打ち合わせをしましょうと言われ、唖然として帰った記憶があります。そこには2度と行きませんでしたが、後からDMが何度も届きました。やはり家のことは、夫婦揃って(夫主体)が基本なのでしょうか。

もう一件の工務店さんはとても良い担当者さんだったのですが、完全注文住宅なので、建材、オプションなど、殆ど私たちのほうで選ばなくてはならならず、その点に不安を感じました。一つ一つ、気に入った物を選定できるという点は良いのですが、基本的に夫と私は意見が割れることが多いので、家の完成まで夫婦円満に、揃って同じ物を選ぶだろう確率は少なく、毎回妥協点を見つけながら進めていかなくてはならないのはストレスだなと感じました。それに何より、出来上がって全てが家に収まった時、どこかチグハグな印象になるのでは、という点がどうしても心配で、結局工務店さんとは最後の最後で終わってしまいました。

 

一級建築士事務所

過去の施工事例が自分達の希望に合っている建築士さん2名とお会いし、1件は図面を書いていただきました。素敵な案を出していただいたのですが、建築費+設計代を建築士さん支払わなければならないという点が夫と意見が合わず結局終わってしまいました。

 

 

そのようなわけで、夫と私の意見、金額面と間取りなど、全てが丸く収まる案が得られないまま、2年ほどハウスメーカー難民をしていました。

 

そんなある日、江ノ島付近を車で走っていると、

偶然無印良品の窓の家の展示場の前を通りかかりました。

 

 

あれ?こんなところに窓の家が。。

その存在自体は、以前ネットて見て知ってはいたものの、私たちの選択肢からは完全に外れていた無印良品の家。どうも気になるので、一度、覗きにいく程度の気持ちで見学の予約を入れたのでした。後日、夫婦揃って展示場にお邪魔させて頂いたのですが、室内に入った瞬間、ここでいいかも!と直感で感じました。後で夫に窓の家との初対面の印象を聞いたところ、夫も同様の感覚を覚えたようでした。こじんまりとした展示場でしたが、そこが妙に現実感があって、ほっこり感があって。なんだか安心できそうな、そんな空間がそこにはありました。これまで訪れた豪華な展示場で感じてきたワクワク感こそありませんでしたが、現実的で、しっくりとくるものがありました。その時に、大まかな間取りを書いていただきましたが、私たちの理想を変な形で縮小する事もなく、ほぼこちらの希望に通りに書いていただき、嬉しかったことを思い出します。その時担当者の方がおっしゃっていました。”仕上がりは、この展示場をそのままサイズを変えた物だと思って頂いてほぼ大丈夫です” ”全て、窓の家のコンセプトにのっとっておりますので、仕上がりにがっかりする事はほぼないと思います。逆に窓を長方形にするなど、コンセプトに逸脱する事は基本的に出来ませんので、その点はご了承ください。

そうなんです。窓の家は注文住宅だけれど、コンセプトが決まっているから、それにのっとっていないといけないのです。ちなみに、オプションは全て窓の家にマッチするラインナップになっているので、どれを選んでも家としっかり調和します。オプションの数自体、他のメーカーと比べたらかなり少ないと感じましたが、選べる数が少ない方が悩まずにすむので、逆にその点はとても良いと感じました。

 

それから何度も展示場を訪れ、図面修正、見積もりを繰り返し、最終的に頂いた見積もりと間取りに納得できたは私たちは無印良品さんと契約するに至りました。あの時、自分達に出来たベストな選択肢をしたと結果、今住んでいる家を建てることができました。

 


ちなみに、↑こちらがそのMy Plan Note。

色々なところに持ち歩いていたので、もうボロボロですね。

 

 

今日は話が少し長くなってしまったので、続きはまた今度書きたいと思います。

ではまた*^^*