人生山あり谷ありとよく言うけれど
谷は調子が良いわけでは無いが地獄ほどでも無いよね、ていうか慣れたら辛いとも思わないよね
レベルと仮定した場合
ずっと谷にいた方が幸せなんじゃないかと私は思う。
だってうっかり山なんか上っちゃったら
いつ下るのかとヒヤヒヤし続けなくてはいけない。
一度上った山を下りる時の恐怖と言ったら、貞子も怯えてテレビの中から出てこなくてなるレベル。
山に上って、その地点に未来永劫ずっといられるなんて
そんなお花畑な脳みそは皆さまお持ちじゃないでしょう?
これ以上下がらないように
あわよくば上がれるように
毎日毎日必死になるでしょう
そんな恐怖とプレッシャーを抱えながら生きるくらいなら
谷で地べたのアリでも数えて生きていた方が幸せなんじゃないかと思う。
人間というのは欲深い生き物だから山を知ったらロッククライミングしてでも上りたくなるし
山から下りたら山は良かったと懐かしみ、また血眼になってロッククライミングし始める。
指先ボロボロになってる事にも気づかずに。
だから山に上ろうと必死に足掻くのでは無く
谷でアリでも数えながら一歩一歩前に進んで行くのが良いと思う。
標高が高くなればなるほど酸素濃度が薄くなるんでね
高いところにずっと居たら高山病おこしちゃうよ。
だから谷で深呼吸しながら前を見て歩くのです。
ゆっくりでもいいし
たまに小走りしてもいいし
お花摘んでもいいし
前を見て谷を歩いて行くのです。
誰かが掘った落とし穴にだけは落ちないように注意しながら。