なっちゃんを挟んで山口さんとの会話は思いのほか盛り上がった


(この辺はコミュ力が高く、尚且つ " 私たちに終始めっちゃ気遣ってくれた " なっちゃんによるところが多かったのだが…

ただのリア充じゃないとは思ってはいたが…そんななっちゃんにリスペクトとジェラシーとがないまぜになった複雑な感情にほんろうされる私だった…と思う)

腕時計をチラ見していたなっちゃんが頃合いを見て切り出した

なっちゃん★山口さん5時近くになっちゃいました…σ^_^;
今日は6時くらいに金山駅(総合駅で山口さんの乗り換え駅)でしたよね?

山口★あっそうでした、けっこう時間経ってたんですね…

な★今日はたくさん天ちゃんとお話しして頂けたし、この辺で今日はいかがですか?
天ちゃんはいいかな…?

山口★そうですね!
(^。^)

私★えっ、そうですね…(^◇^;)

(しかし内心は「イケたかも…」と勘違いもはなはだしい " 手ごたえ感 " と、心地よい疲労感から、「オ、オフコース…」とあの懐かしアーティストと共に覚えた英単語が一瞬心に浮かんでは消えたのだった…ような気がした…)

な★その前に天ちゃん、山口さん、はいっ!連絡先交換、交換!
v(^_^v)♪

(なっちゃん…そこまでフォローしてくれるんだ…あっありがとう)
。゚(゚´ω`゚)゚。

山口★これ僕のです、

私★はいっ、これです私の…です
(モタモタ、グズグズ)

な★山口さん、今日は有難うございました!
楽しかったです!
(^∇^)

私★あの、お忙しいところ有難うございました…
また、よろしくお願いします…
(//∇//)
 

な★とりあえず今日はお互い紹介も終わったことですし、今度は天ちゃんとゴハンでもどうですか、山口さん?

(なっちゃん、心の友よ…
今日はバストがうんぬんいったのゴメンよ〜)


山口★そうですね…
行きましょう
(^_^)☆

(イケた!イケたのか?「そうですね」って言ったよね、)(≧∀≦)

山口★またLINEしますね、天さん
天さん、なっちゃん、今日は有難うございました!
あと、貴之くん(なっちゃんの弟、今回の出会いをセットアップしたくれた、私も仲良し?)にもよろしく言っといて下さいね!「今度、おごるってね!(笑)」


山口★今日はありがとうございました!
(^_^)☆


〜山口さんは意外と足早にお店を出て言った…

瞬間私となっちゃんは同時に立ち上がった!

レジに飛んでいって尋ねる、

「すみません、先ほどの男性は…?」
「3人分を先ほどの方が支払われていかれましたが…」

(なっちゃんの方を向いて…)
私★なっちゃん、私たちの分もお金払ってくれたって…
どうする〜 。゚(゚´ω`゚)゚。

な★ラッキーだったじゃん!
スマートな感じだし!
ゴチです! (*´∀`)♪

私★なんか印象悪く思われてないかな〜

な★えっなんで?気にすることないって、逆に支払いしないで帰るようなヤツだったら、天ちゃん撃沈じゃん(笑)!
次ないってことだよ!
(=^▽^)σ

(んなことシレッていうな!)

な★どっちみちLINEするんでしょ?
とりあえず、そんときお礼言ったら?

でもそんときが大事だからね!ほんのちょびっとのケアレスミスが天ちゃんの将来をきめるんだからね!

私★しょ?将来?どんな将来?てか、
プレッシャーかけてどうすんだよー!
(>人<;)

な★あんまり長文はご法度!これ常識、てか天ちゃんも分かるでしょ?
一発で重たい女としてスルーも覚悟した方がいいよ
と言って、無いとは思うけど「ごちそう様でした〜また会いましょう…」とかライト過ぎるのは相手に失礼!
ごく普通に、まぁ " 普通 " の定義も難しいんだけどね…σ^_^;

「今日はご馳走さまでした、山口さんとお会い出来てすごく楽しかったです、今度はもう少し色んな話しが出来ればと思います…とかなんとか言って、次のお食楽しみに待ってます⁈…くらい重過ぎず軽すぎずアッサリし過ぎず…てな感じできりあげたら?
とにかくオトナのオンナなんだから!」

私★もう何がなんだか分からんわ!

な★まっ、言葉のディテールはさ、天ちゃん言い回しが上手いから適当にやってさ…
ただ一つ!これだけは死守してね、絶対だよ!

私★も〜、ちょっと〜、あんまりビビらせないでよー!顔が怖すぎるって、なっちゃん…
それこそもっとライトな表情してよっ!
(いちいち脅すな!つーの)

な★よーするにね、私が " エサ "をまいといたでしょ? " 今度ゴハンいこーね! " って…
コレ、この " まき餌 " に山口さんが、ガッチリ食らいついてくるかどうかは天ちゃんの竿さばき次第なの?おわかり?天ちゃんむかしルアー釣りしてたから分かるでしょ!

(ルアー?バス釣りがなんだってんだよー?…分からんわ!)。゚(゚´ω`゚)゚。

つまり、今日の " エサで天ちゃんが山口さんを釣り上げ " ないと次回はないってこと!

そうじゃなきゃ、今日のはただのお茶会でしょ?
茶飲友達つくりに来たんじゃないでしょ⁈って言うかそんな友達は20年後でいいの!
てっ、さんざん脅して申し訳ないんだけど…たぶん大丈夫!

天ちゃんとも話しはずんでいたし、ゴハンのお誘い…「コレほんとは天ちゃんの役どころだったんだからね!」…で返事もちゃんともらったし

そしてこれ、結構 "クレディビリティ "(信頼性・なっちゃんはその昔1年間コロラドのコミュニティカレッジ〜短大〜「コミュニティ・オブ・デ◯バー」に留学していたので突然、 " 小池百合子都知事&希望の党代表 " のようにシレッと横文字を使うくせがある…困ったものだ)が高いインテリジェンスなんだけど、ちなみにソースは貴くん、
ヤツが言うには、山口さんはめっちゃ責任感が強くて、絶対約束は守るし当然ウソはつかないオトコらしいから…

…とは言えオトコとオンナの関係に " 絶対 " はないけど…   (笑)

それに相手がオンナになるとウソ八百並べたてて、けっこう簡単に逃げるオトコっているよねー   (笑)
ヽ(*´∀`)

(おいっ!持ち上げるだけ持ち上げといて、最後めいっぱい落とすんじゃねーよ!
いい加減人間不信になるじゃないかー!
クレディビリティとかどうでもいいわ〜!)
(>人<;)

な★まっ、そんなインデサイスィヴなオトコじゃないよ、安心して天ちゃん!

私★イン? へっ? はっ?

な★優柔不断じゃないから大丈夫ってこと!
(^_−)−☆

私★リア充街道をひたすら歩んできた、なっちゃんの言うこと難し過ぎるよ… 
正直私、どうしたらいいのか分かんない…
(ToT)

な★ネェ天ちゃん、ここで屁理屈こねててもしょうがないしさ、お腹も減ったことだし名古屋駅に戻ってまだ暑いけど "もつ鍋 " 食べて作戦会議ってどうよ!
( T_T)\(^-^ )

(屁理屈の一つもこねたくなるわー)

私★そうだね…
ねぇなっちゃん、今日はありがとう。
(´・∀・`)

な★私はただのオブザーバーだよ…(笑)
(^_^)☆



〜 今日は覚悟をきめて飛び込んだハズの "虎の穴 " だった…

〜 私にとっての " 虎の穴 " 、それは「滅多にないオトコの人との出会いの場であり、結婚を実現するための試練の場所」なのである

あのタイガーマスクである伊達直人(ダテ ナオト) " が己を鍛えた鍛錬の場所とどこに違いがあろうか!(いやぜんぜん違う! by なっちゃん)〜


がしかし " 伊達直人 " の鍛錬のごとく、日々の筋トレで作り上げたこのプロポーションで山口さんの目はごまかせても?、なっちゃんがいつも指摘している、私の「本気になれそうなひとの前では、辛い思い出が先に立ち、二の足踏む」と言う不安定な精神力では、とうてい " 虎の穴 " で己を鍛えるとは笑止千万だった


虎の穴からなんとか這い出した、と言うか敗走した私に次回はどんな試練が待っているのだろうか…?





★後日談… …山口さんのLINEは初めのほうは週に1、2回ほどだった

実を言えばあれから3週間ほど経つのだが、一度だけお食事のお誘いを受けた!


愛知県に大府市というところがあるのだが、山口さんは
そこに納品行くと言う
JRで名古屋まで行くので、ゴハンでもと誘われたのだ

平日だったが残業など一切しない(致し方ないときは別)私はぐっさん(勝手に呼ばせてもらっている、もちろん本人は知らない…笑)と、金山駅で待ち合わせ " ベトナム料理 " のお店でお食事した…

ぐっさんは、特に気にする様子もなく " (株)山口鉄工所(仮名)" と胸に刺しゅうの入った薄いブルーの作業服で現れた

ベトナム料理と言うと " ハーブ "が欠かせなく、あいにくそれが苦手なひとも多いが、ぐっさんはソレを特に気にすることなく食事は進んだ…

ぐっさんが言うには、アジアが好きで去年末にはラオス、今年の夏休みはインドネシアに行ったとか…
今は年末に行くタイ旅行の構想を練っているとか…
私はアジアへ旅行などしたことは無かった
だいたい興味がまるでない

旅行はともかくアジア料理は大好きなのだが…しかしお互いの共通点は殆どなく、ベトナム風のお粥を分けながらお互い時間をやり過ごすように、前回の読書の話題をお粥をすするように飲み下した…

私が言うのも失礼な話しだが、前回感じた魅力はどうやらハーブスに置いてきたようだった

ぐっさんの、どこかが悪い訳ではないが先ほどの魅力、そうイキイキしてないのだ

そう感じた瞬間、脱力感を感じた…
分かってしまったからだ

そう、多分私への興味がないのだ
四十五年も生きてこれば分かる
一発で分かるのは " 視線 " だ
誰しもそうだが(たぶん)興味のある人、興味のある話しを聞くとき、話し相手の目を見る…

ぐっさんは話しの最中、よく不自然に料理に目を向ける
単に料理が気になっているのか知れないし、生来の恥ずかしがり屋さんなのかも知れない…

だが、四十五年間培ったオンナの感?相手の仕草から感じる意識?

どちらにしても私には同じことで、そもそもこちらが既に引いてしまったのだ

さよなら、グッバイならぬぐっさん(笑)

食事を終えて、お終いかと思いきや

「栄にけっこう本格的なベトナム料理を出す店があるんですよ、一つ一つの料理がとても1人では食べられる量じゃないんですよね、今度また一緒に行きましょう
めっちゃウマイし、ボリュームも満点
だから品数は多く頼めませんが…
お互い忙しくなかったら、来月くらいにどうですか?
またLINEしますね〜」


急行岐阜行きに乗りながら、ぐっさんの真意を測りかねていた…
あの視線といい、私が感じた感覚…どう考えても私に興味があるとは思えなかった…
それとも本当の恥ずかしがり屋さんなのか?

でも、まぁ良しとせねばバチがあたるってもんだ…
キャッチアンドリリースの精神で、逃がしたと思った " 世間的には優良物件 “ が、また同じく食らいついてきたのだ…

「 有り難いことである… 」

そう思い直し、付き合えれば御の字だ…そう思うことにした

そして一つ分かったことがあった
結婚するのに必要なのは、地位や外見やいわゆるコミュ力じゃない…
今更言うとアホ扱いされるかも知れないが、生来のアホなので仕方あるまい。

「結婚に必要なのはお互いに慈しむことが出来ること、要するに愛だ…」

誰がなんと言おうと "愛し愛せない人 " とは一緒になれないし、なりたくもない

たぶんこれからも幾度となく悲惨な目に遭うだろう
また振られたら今度は「 MISIA の Everything 」を聴き泣けばいいさ…


とりあえず、ぐっさんとは仲良くしておこう

そして一つ覚悟もできた、自分にも再確認できた…
「スペックうんぬんなど当てにせず、愛せるひとを探そう!どうせ今更アホだの救いようないヤツだの言われるのもさして気になるものでもなし…」

追記 . なっちゃん姉弟には大きな借りが出来てしまった、今度はこちらが "  モスチキン " を手土産にいかねば…




今日までお読み頂きました皆様方に、感謝とお礼を申し上げて 「〜 飛び込めっ、虎の穴! 伊藤くん 〜 」を終了とさせて頂きます



おわり