【40代女性の“梅雨バテ”を救う分子栄養学シリーズ】


Vol.1
梅雨になると夕方にふらつくのはなぜ?

40代女性に起きる“隠れ低血糖”の正体





梅雨の夕方、こんな不調に心当たりはありませんか?


🚨夕方になると、急に頭がぼんやりする
🚨仕事や家事の手が止まるほど力が入らない
🚨甘いものが無性に欲しくなる、イライラする
🚨雨の日に立ちくらみや軽いめまいを感じる
🚨コーヒーやお菓子がないと夕方まで乗り切れない


「気圧のせいかな?」
「梅雨ってだるいし…」
と、流してしまっていませんか?


実はこれ、「梅雨特有の気象ストレス」と「40代女性の体の変化」が重なって起きる“隠れ低血糖”のサインかもしれません。



今回は、
なぜ梅雨に不調を感じやすくなるのか
✅隠れ低血糖のメカニズム
✅放っておくとどうなるのか?

を、分子栄養学の視点からわかりやすくお届けします。
読み終えるころには、今の不調を“ただの天気のせい”では片付けられなくなっているかもしれません。






なぜ、梅雨に「隠れ低血糖」が起きやすくなるのか?

梅雨は“気象ストレス”と“自律神経の乱れ”が重なる時期



梅雨の季節は、気圧が低く、湿度も高い。
不安定な天気が続くことで、体は想像以上にストレスを受けています。
この“気象ストレス”は、自律神経に負担をかけ、体内のホルモンバランスや血糖コントロールにも影響を与えます。


ストレスを感じた体は、副腎から「コルチゾール」というホルモンを分泌し、血糖値の安定を保とうとします。
ところがストレスが長引いたり、副腎が疲弊していると、この働きが追いつかなくなり、血糖値が不安定に。


その結果、夕方に血糖値が急低下し、“隠れ低血糖”と呼ばれる不調が表れやすくなるのです。



40代女性が特に影響を受けやすい理由

ホルモンの変動が副腎に追い打ちをかける



40代は、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が揺らぎ始める時期。
それまで卵巣が担っていたホルモンの分泌を、副腎が補い始めます。


つまり副腎は、
天気やストレスに対応するための「コルチゾール」
✅ 女性ホルモンを補うための「エストロゲン・プロゲステロン」
のダブルタスクをこなす必要があるのです。


この負担が大きくなると、血糖コントロールも乱れやすくなり、梅雨の夕方にふらつき・だるさ・甘いもの欲求が起きやすくなります。




「隠れ低血糖」のサインとは?



以下のセルフチェックで、あなたの“隠れ低血糖度”を確認してみましょう。


【隠れ低血糖セルフチェック】

□ 朝食を抜くとイライラする/集中できない
□ 昼食後に強い眠気に襲われる
□ 梅雨の夕方になると、急に疲れが出る
□ 甘いお菓子やコーヒーがやめられない
□ 雨の日に気分が落ち込みやすく、不安感がある

→3つ以上当てはまる場合は、体が低血糖状態に近づいている可能性が高いです。



低血糖を放っておくとどうなる?

“血糖のジェットコースター”がもたらす心身への影響



低血糖が頻繁に起きると、体はなんとか血糖値を上げようと、
  ・アドレナリン
  ・ノルアドレナリン

といった緊急ホルモンを過剰に分泌するようになります。


この急上昇・急降下を繰り返す“血糖のジェットコースター”が習慣化すると、

 🚨イライラや焦燥感
 🚨倦怠感や集中力の低下
 🚨睡眠の質の悪化
 🚨心の落ち込みや不安感

といった慢性的な不調につながります。


さらに放置すると、
  ✅副腎疲労
  ✅うつ状態
  ✅糖尿病予備群

といった深刻な状態に進行してしまうリスクもあります。




まとめ:梅雨こそ「血糖の安定」を意識しよう



もし、梅雨の夕方にふらついたり、甘いものをやたらと欲したりするなら、
それはあなたの体が「もう限界」と訴えているサインかもしれません。


40代女性の体は、環境ストレスやホルモンの変化にとても敏感です。
だからこそ、ほんの少しの“血糖ケア”が、驚くほど心と体を軽くしてくれることがあります。


次回は、具体的にどうやって血糖を安定させればよいのか?
分子栄養学的アプローチを交えて詳しくお伝えしていきます。