🌧6月の気象ストレス × ホルモンのゆらぎ
「雨の日はイライラする」の正体――気圧とPMSのダブルパンチにご用心
🌿このシリーズについて
6月──梅雨、気圧、湿度、寒暖差。
それだけでも私たちの心身にとっては大きなストレスなのに、
40代ママの体の中では、ホルモンバランスのゆらぎや自律神経の乱れといった“内なる揺らぎ”も同時進行しています。
それは決して「気の持ちよう」なんかじゃなくて、体と心がちゃんと出してくれているサイン。
この連載では、「6月の気象ストレス」と「40代女性ホルモンのゆらぎ」の掛け算で起こる体調不良や感情の波について、分子栄養学の視点も交えながらひとつずつ紐解いていきます。
☔「雨の日はイライラする」って私だけ?
朝、子どもにちょっと注意しただけなのに…なぜか怒りが止まらない。
夫の言葉にカチンときて、自分でも驚くくらい冷たい声を出してしまった。
梅雨入りしてから、心がギスギスする瞬間が増えていませんか?
そんな「イライラの正体」には、気象とホルモン、二つの影響が隠れているかもしれません。
☔なぜ6月に感情が乱れやすいの?
1つ目の原因は、低気圧による自律神経の乱れ。
気圧が下がると交感神経が優位になり、体は“戦闘モード”に入ります。
このとき、普段なら気にしない些細なことが、無意識のうちにストレスとして積み重なり、爆発のきっかけに。
2つ目は、ホルモンバランスの揺らぎ。
40代はプレ更年期が始まりやすく、排卵期や月経前の不調が強くなることも。
PMS(月経前症候群)の症状には、怒りっぽさ・イライラ・涙もろさ・不安感など、情緒面の変化が含まれます。
この「気圧」と「ホルモン」のWパンチが重なることで、6月はとくに感情の波が大きくなりやすい時期なのです。
🍽分子栄養学でできる、感情のゆらぎへの対策
感情の浮き沈みと深く関わっているのが「血糖値」です。
血糖値が乱高下すると、交感神経が刺激され、イライラしやすくなります。
梅雨どきのストレスや日照不足により、甘いものに手が伸びがちな時期でもあります。
以下のような栄養ケアを意識することで、感情の安定がサポートされやすくなります。
✔おすすめの分子栄養アプローチ
✅ 朝食にたんぱく質をプラス(卵、納豆、鶏ささみなど)で血糖値を安定させる
✅ 小麦・砂糖のとりすぎに注意(菓子パン・スイーツの代わりにナッツやゆで卵)
✅ ビタミンB6やマグネシウムを補給(B6は女性ホルモンの代謝やセロトニン生成を助ける)
✅ 鉄分の不足チェック(隠れ貧血もイライラや不安感の原因に)
🤍「怒ってしまう私」はダメじゃない
イライラが続くと、「どうしてこんなに心が狭いんだろう」と、自分を責めたくなりますよね。
でも、あなたの中でちゃんと戦っているホルモンと自律神経のことを、どうか忘れないでください。
“怒ってしまった事実”よりも、“立ち止まって整えようとした選択”の方がずっと尊い。
そんなふうに、自分にやさしい目線を向けられる6月でありますように。
📘次回予告
「気象病?それともホルモン?」6月の体調不良を見極めるチェックリスト
だるい、重い、イライラ、眠れない…。
「これって天気のせい?それともホルモン?」
もやもやした不調を切り分けて、自分の“今”と向き合うためのヒントをお届けします。
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