【Vol.4】
「なんかイライラする」
「子どもに当たってしまう…」
40代ママの“情緒の乱れ”を整える、ホルモンと血糖ケア
【これまでのシリーズまとめ】
Vol.1|「なんとなく不調」の正体
→ 5月に起こりやすい“子育てママの5月病”を、セロトニンと季節リズムの視点から解説
Vol.2|肌トラブルの背景
→ 紫外線や花粉だけじゃない。内臓疲労とミネラル不足が引き起こす肌荒れの話
Vol.3|エネルギー切れと回復力
→ ミトコンドリア、鉄、ビタミンB群の不足が“だるさ・無気力”を生むメカニズムを解説
→ 各記事は「#40代ママの整えシリーズ」からもチェックできます!
前回の記事コチラ☝️
「なんでこんなにイライラするの?」
「余裕がない自分にまた自己嫌悪…」
「子どものちょっとしたことで怒鳴ってしまう」
それ、意志の弱さじゃありません。
ちゃんと体の中に、“そうなってしまう理由”があるんです。
40代ママが「感情の波」に飲まれやすい理由
【1】ホルモンバランスの大きなゆらぎ
→ 30代後半から「エストロゲン・プロゲステロン」が乱れはじめ、自律神経に影響
→ イライラ、不安、涙もろさ、自己否定感などが増す
【2】血糖値の乱高下
→ 疲れている時ほど甘いもの・カフェイン・パン類に手が伸びやすく、 血糖値の“ジェットコースター状態”に
→ 上がった後にドンと落ちる「低血糖」が、怒り・焦燥・無力感の引き金になる
【3】栄養不足による“神経伝達物質”の不足
→ セロトニン(安心感)、ドーパミン(やる気)、GABA(リラックス)
→ これらを作る材料=たんぱく質・鉄・マグネシウムが不足しがち
「感情を抑えられない」日があってもいい
・何もないのに涙が出る
・子どもが悪くないのに怒鳴ってしまう
・そのあと自己嫌悪で落ち込む…
このスパイラル、本当にしんどいですよね。
でもそれは、あなたの“性格”じゃなくて、
「体の栄養状態とホルモンの声」なんです。
イライラ・情緒不安定は整えられる
ホルモンと血糖のゆらぎに強くなるママの栄養ケア
今すぐ始めたい「情緒安定サポート栄養素」
【1】たんぱく質(アミノ酸)
→ セロトニン・ドーパミン・GABAなどの材料になる
→ 朝ごはんでたんぱく質不足だと、1日メンタルが不安定に
おすすめ食材:卵・納豆・鶏むね肉・味噌汁・プロテイン活用も◎
【2】鉄
→ 神経伝達物質の合成に必須。フェリチン低下で“脳疲労・不安定”に
→ 特に生理あり・疲れやすい・青クマがあるママは要チェック
キレート鉄+ビタミンCの組み合わせが吸収率アップ
【3】マグネシウム
→ 自律神経の調整・ストレス緩和・血糖安定にも関与
→ 足がつる・歯ぎしり・過敏気味な時は不足のサイン
にがり水、入浴剤、経皮スプレー、サプリなど取り入れやすい形で
血糖ケアでイライラを防ぐ“小さなルール”
✅朝ごはんを抜かない(プロテイン+ゆで卵だけでもOK)
✅15時までに甘いものを食べる(夜間の低血糖を防ぐ)
✅カフェインを夕方以降控える(副腎疲労対策にも)
✅夕飯は白ごはん+たんぱく質をしっかり食べる(睡眠中の安定に)
「整った感情」もまた、体から生まれる
イライラしてもいい。
落ち込んでもいい。
大事なのは、「私はちゃんとケアされてる」と自分が思える時間を持つこと。
人に優しくしたいなら、まず自分に優しく。
そんな気持ちで、栄養を“取り入れる”習慣を今日から始めてみませんか。
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次回予告【Vol.5】
「うちの子、なぜかこの時期グズグズしやすい」
子どもの“5月の不調”を整えるためにママができること
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あなたの「余白」が、ちゃんと守られる毎日になりますように。