2月4日の「立春」
旧暦において
いよいよ本当の年明けですね


2017年の干支は
『丁酉(ひのと・とり)』ということで
言霊(コトダマ)からそのテーマを解釈すると


「 火の鳥 = 不死鳥フェニックス 」であり

「 独り(ひとり)」の意味が隠れています



つまり


火の鳥のように
 過去の古い自分は燃やし尽くして
 新しい自分に生まれ変わる


 依存を抜けて“独り立ち”すれば
 高く、高く、飛び上がることができる



……ということだそうですが 


このテーマを受け取った
数日後


主人が仕事の関係で
大阪へと単身赴任することになりました



もともと職業柄
転勤が多いのにも関わらず
結婚して12年
自宅から動くことなく過ごせたのが
奇跡のようでもありました



もうそろそろだとは
想っていましたが
このタイミング  …だったのでしょう




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ちょうど年末年始は
わたし自身が抱えてきた
思い込みにより


無意識に主人への『敵意』をつのらせ
戦闘モードで接してきたことへの
気づきがありました



その上で

自然と切り替わる
戦闘モードのスイッチを
意識的にオフにすることや



主人がわたしにとって
『敵ではない』ことを認識し
向き合うことへの
新たなスタートを切ったところでも
ありました



ともに過ごす時間が
有限であることへの意識は
ともに暮らしていると
どうしても薄れてしまうもので


『居てあたりまえ』という過信は
ときに
素直さを見失い
不足ばかりを映し出すようになっているものです



再び
限られた時間への向き合いかたを通して

知らず知らずのうちに
はびこってしまった甘えや依存から
心を改め



また
その存在のありがたみを感じる心を養い
育むことで
自身の足でしっかり立つこと

そして
支えあえる関係を築いていくこと



『単身赴任』という形は
その始まりであるように想います





『今』が『過去』の続きである

という思い込みは
ときに変化へ踏み出せない
自身の弱さの逃げ道(言い訳)となります


たくさんの選択肢があったなかで
これは
わたし達が決めた道


何のせいでも
誰のせいでもない現実



過去の自分は
燃やし尽くすような覚悟を持ち


ときが過ぎ
またもとの生活が戻ることを
焦ることなく待つ


そして

この距離感さえも
楽しむ視点の高さを持って過ごしていこう

と心静かに想います