最近とてもハマっている
こちらの女医さんのブログ左下矢印左下矢印左下矢印






今回は『帝王切開』について
書かれているんですがね


泣き ました……



わたしも
2度の出産ともに『帝王切開』でした


下の娘の時は
妊娠8ヶ月で
卵巣のう種のため卵巣摘出手術を行い
実質 お腹は3回切開しました
(横に1回 こっちは場所的にも 隠れるのであまり分からない
縦に2回 こっちは同じ場所を開いたので かなりバッサリ残ってる…)



でね、
わたし自身
長男の出産で『帝王切開』が
決まったときに
『普通』に産めないことに落胆し

『なんか、ダメな母だなぁ…』

なんて 想っていました



『普通分娩こそ出産でしょ!』
みたいな思い込みがあったから

『ダメ母』の烙印背負って
ここまできました



でもこの先生の書かれているように


病気でもないのに
手術台に自分の足で上がったときの
あの気持ちが
どれだけ切なかったか……


忘れていませんでした




『普通分娩』の痛みや苦しみは
みんなね
わたしから見たら
大きな声で共有してるんですよ


何が痛かったか とか
何が辛かったか とか
陣痛がどれくらいあって
何時間かかって…
それなのに旦那さんがどうのこうの…
とか……

正直 それもかなり羨ましかった…


でも『帝王切開』だと
『お腹パッカーンして終わり』
みたいに思われて

共有できる人もいないから
(わたしの場合も、母も姉ふたりも普通分娩で出産したので家族すら分かる人が居なかった)



出産日を決められるコトへの虚しさや


手術だから『分娩室』ではなく
手術室へ行く切なさや


脊髄に麻酔打たれる怖さや
(針の刺しどころによっては、下半身が飛び跳ねるほどの衝撃が走る怖さもあり)

尿管入れられる屈辱感や


麻酔がきいて
呼吸がもの凄い苦しいなか
お腹を切られたり
引っ張られたりする
鈍い感覚を感じつつも


赤ちゃん出すために胃のあたりを
思い切り押される苦しさや



赤ちゃん取り出されても
一瞬の顔合わせのみで
(しかも麻酔が効いているから手で触れもしない)
すぐ別々に隔離される悲しさや



麻酔が切れはじめるなかで
傷口を縫われる痛さや


病室へ移動するベッドの揺れで
襲われる吐き気の苦しさや


麻酔が切れると同時に
指先をほんの少し動かすだけでも
激痛が走る傷口や


熱にうなされ
痛みに耐えて
ひとり過ごす夜の寂しさや


それでも術後24時間で
ベッドから起きあがり
動かなければいけないしんどさや


食事もお粥から少しずつしか
食べられないのに
始まる授乳の辛さ………や



ホントに
色々あったんです

ホント
色々あったんです



でもね
全部飲み込んできたんです




『帝王切開』を
負い目にしか感じてこれなかったから


『普通分娩』のように
『自分が産んだ』  


ではなく


お医者さまに
『取り出された』感覚だったから



『何にも努力してないじゃない』……って
思われているようで


産まれたのに
『産んでない』 感じで


心が取り残されていたことを
思い出したら


涙が
どうしようもなく流れ出して……





誰に どう思われるよりも先に


わたしが わたしの出産に対して
受け入れても
認めても いなかったんですよね



痛かったことも

辛かったことも

切なかったことも

怖かったことも



全部全部
わたしが 封じ込めて

そう感じたことを責めるように
来てしまったんです




でも


わたしだって 子供たちを

『命がけ』で産んだことに 違いない! 
って



この先生の文章を読んで 
感じることができました



あのときの
たくさんの感情とともに
一生懸命 産んだのだ  …と



命の誕生に
重い も 軽い も 無い



お母さんも赤ちゃんも
みんな みんな 命がけで 
その時を迎えているんですよね



あらためて
子供たちも
頑張って産まれてきてくれて
本当に ありがとう