赤ちゃんは
お母さんを幸せにするために
やってくる


って良く言われるけれど


その「幸せ」って
どんな幸せだろう?
って
いつもどこかで
想っていた


もちろん
命を授かることは
本当に奇跡のようなことで
とてもとても
素晴らしいことだと
想うけれど


(……ってそもそもそれで納得すれば良いものを……)



無事に誕生し
日々を重ねていく上での
「幸せ」って
「なんだろうな?」と……


正直
赤ちゃんとの日々は
それはそれは
ただ眺めているだけで
幸せな時もある


けれど


熱を出せば
気がおかしくなりそうなほど
不安になったり
心配したり


寝不足で
疲労困憊になったり


ミルクにご飯に
お散歩に
おしっこにウンチに
お風呂に
ねんねに……
って
振り回されっぱなしで
息詰まったり


1日の中だけを見ても
かなり
気持ちに振れ幅があって
もの凄く
心身ともに
目まぐるしい


……で
先の
「お母さんを幸せに」に
戻って

「なんだろうなぁ?」
と……



……で
ふと気付いたの


こんなにも
自分以外の人に
振り回されることを
無条件に許し


感情を
かき乱されるほど
たくさんの想いを
感じることができる


つまり


常に
目の前の赤ちゃんと
「今」に対して
真っ正面から
生ききっているんだ!


って


たくさんの
抑えきれない感情を
抱きしめ
そして
抱きしめられながら


わたし自身が
「今、生きてるんだ」って



何もしなければ
何も感じられなかった日々を


何かしなければ
手に入れられないと想っていた
生きることへの充実感を


赤ちゃんは
お母さんに
ともに一瞬一瞬
与えてくれる


言葉なんて
通じなくても
分かり合えるなんて
やっぱり
奇跡だよね


そう
そんな奇跡まで
たくさん経験させてくれるんだなぁ
……って



どんなに目の前のことに
いっぱいいっぱいでも
そんな風に
大きく感じられたら


子供たちには
「ありがとう」が
込み上げて


そして

両親にも
やっぱり
「ありがとう」なんだなぁ