player Haruka photo by Erika Nakayama

 

お久しぶりです、皆さん。

お元気ですか?

何かを愛していますか?

誰かに恋をしてますか?

熱狂できる何かがありますか?

頭を空っぽにする時間はありますか?

 

 

最近ふらりと入った表参道のギャラリーで素晴らしく明るい絵を見ました。

性格が明るい。と思って振り返ると、作者の林ひろ美さんがこちらを見ていました。

 

ねぶた祭りの踊り子の可愛らしい女の子の絵やパリの絵、帽子をかぶった女の子の絵。

世界に連れて行ってくれる感じが、ここちよく。

話しかけるつもりなんてなかったのだけど、

ねぶたの女の子が笛を吹いている姿が、どうもノンフィクションには思えない。

ファンタジーのようで、頭にカラフルな羽根をつけて、鳥飼ってそう。

「ねぶた祭りの女の子は、こういう格好なんですか?」と聞くと、

「そうなのよ、可愛らしいでしょ」と、明るく帰ってくる。

 

入り口近くに

「I was born to love you」

というタイトルの絵があった。

実はこのギャラリーに入る前、「I was born to love you」の

メロディーが頭に浮かんで離れなかったから、思わず顔が緩んだ。

 

赤毛のくるくるとした髪の女性が眼鏡を外し、色鉛筆を起き、

横からちょっかいを出してくる猫と見つめあっている絵。

 

その素朴さに、なんでこのタイトル?と思って尋ねてみると

「だから、この猫ちゃんがそう言ってるのよ」と、猫ちゃんと女性を、

何度も何度も矢印でつないだ。

 

展覧会前の最後の追い込みは、マーキュリーの姿をずっと流して聴きながら描くと、

おっしゃっていた。

少女のように、恋してる人がいるから頑張れるというような表情で、

私の心もすごく明るくなった。

 

林ひろ美さん

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sakura/9522/artist3/hayashi.html

 

 

どうやって、世界を見ているか。

 

 

なかやまえりか