友だち夫婦に子どもが産まれた。
嬉しくて嬉しくて「描かなきゃいけない!」って、急に思って、その意志だけで描いた。
写真をもらって、そのまん丸の黒目と、お母さんに似ている純粋で柔らかい顔つきに、お父さんの意志の強さの眉毛に、ほとんど泣きそうになって、
ようこそ!とか
この子をこの世の邪悪から守らなきゃいけない!とか
この世界は素敵だぞ!とか
次々と言葉が浮かんで来て、心臓に突き刺さって、本当に嬉しくて、
産まれてくる意味なんていらないなって思って、
産まれてくる、ただそれだけでいいんだよ、って思って、
これからどんどんうんちが臭くなって、人間になるんだって思って、泣いてんだか、笑ってんだかわかんなくなって、今。
仕事をしなきゃいけないのだけど、この一連の心の動きは、きっと仕事にも生きてくるでしょう。(多分)
「感性を鈍らせないように」
ほとんどそんなくだらない理由だけで何年もシャットアウトしていた世界から、ほっこりとしたハートをもらって、感動をもらってる。不逞もして、それでも応援してくれて、嬉しい報告をくれる。言葉にできないことが、直に体から溢れ出す。受け取って、それを伝える。受け取って、伝える。私がやっていることはそういうことだ!なんて、またそんなくだらないことを考えて、バカみたいだと笑って、
「ここに生きているぞ!私はここにいるぞ!」
って、いくつになっても大人になれない自分を恥ずかしくなって、何もない自分にはこんなことしか出来ないんだって、一歩だけ後ずさりして、それは、やっぱり「感性を鈍らせないように」って生きて来た結果なんだ。と、一周回って帰ってくる。
24時間しかない1日。
このうちの何秒を、何分を、何時間を、子どものために費やすんだろうか。
そんなことを考えるだけで、世のおかあさんってすげぇとなる。愛。
伝えるよ!
産まれて来てくれてありがとう!!!!
なかやまえりか