以前、「日本の置かれた歴史的困難」で伝えさせていただいた地政から見た状況は未だ続いていると考えている。
朝鮮統一のシナリオだ。
そして日本の選挙中に一度もロケットが発されていないことから、ほぼ日本をターゲットとしてくる可能性は薄いであろう。
もし相手を陥れようと考えていたなら、この政治混乱を引き出す絶好の好機を逃すことはあるまい。むしろ、戦争を前面に出すことで与党が安定多数を確保し、攻撃態勢を整える準備がしやすくなってしまうと思うだろう。
もしかしたら、それ以上日爆撃機の脅威的なプレッシャーがかかっていた可能性もあるが。
ニュースでは北朝鮮の包囲網といいつつも、討論番組では東南アジアで物資のの流入を防ぐのは難しいと官僚がいう。どれだけいい加減なじょうほをメディアが流しているか、このような些細な言動からボロがでてくる。
今後数年、国は不穏な動き、流れに進むであろう。
その時に悪しき動きを食い止められるかは、国民一人一人が起きている出来事をどれだけ自分のことと思うかにかかっている。


選挙前のある党の党首の決断と進退が問われている。
1つは希望であろうが、伝え方、伝わり方の問題で大きく波が崩れたのであろう。
党首が立つかどうかで変わった可能性よりは、民進と関わりすぎたから変わってしまったように思う。
ただし方向性の異なるものを巻き込まないこと自体は、むしろ正当なアプローチであろう。。
勝ちたいだけであれば単純統合でも良かったであろうが、遅かれ早かれ内部分裂で揺すられるであろう。その後の理念の無さを指摘されるのであれば、苦しくとも筋を通すことも必要であろう。
大きな筋書きの中では想定内であろうが、むしろ今回のこだわりは読みとは異なり、第二の保守を本気になることへの意気込みを感じさせる。

民進であるが、不幸中の幸いというのか、結果的に良かったのであろう。
民進単体でみてはボロボロではあるが、分裂前のくくりで見るとむしろ成功しているのではないだろうか。全く思想の異なる党が相乗り効果を享受することもなく、勢力が衰退する結果となった。
戦争を背景にした選挙になったこと、造反者が相次いだこと、都議選から引きづる悪い流れを断ち切るという意味では、分派して片方に同情票を集める手段は効果的であったであろう。 都議選で仕掛けられた術を逆に仕掛けた形になった。
もしこの選挙前の条件が発生していなければ、単なる吸収か消滅にすぎなかったであろう。
もしそれをはじめから読んでいて仕掛けたのであれば名将と言えよう。

一つだけ言えることは、10月に入ってからの期間、一度も北がミサイルを放っていないという点だ。
戦争という題材を前面にした場合、圧倒的に保守が強いのは広く知られているところだ。
もし敵対国と考えれば、敵国の指導者自らが決断して行った政治空白期間に挑発して揺さぶるのは常套手段だ。
恐らく、一発放っていたら、国民の目は指導者の責任の糾弾に向いていたであろう。
しかも、表向きの情報では、憲法改正を宣言して自国を攻撃する可能性がさらに高まる敵国に対して、絶好の機会をあえて見送るというのは考えにくい。
また、メディアでは北から他国に対する密輸入を報道しているが、密輸入ではなく、他国が表向き規制すると宣言しているだけで、規制する気がさらさらないと見るのが正しいであろう。
国連という機関が常任理事国に対して歯止めをかける手段がもしあれば、南シナ海等の問題はすでに解決しているはずだ。
そもそも日本で報道されているような孤立化している状況は考えにくい。国境を開いていない数カ国でどのように経済封鎖の包囲網を作り出すのか大いに疑問だ。

もうそろそろ国民も正しい情報を提供してくれる情報ソースをきちんと選別する厳しい目を養う時に来ているのではないか。
北が包囲網にいるのではなく、自らが包囲網の中にいるということはないであろうか。