その【0日目】



『トップ・ガン』のマーベリックでさ、トム・クルーズの
F/A-18Eが谷間を突っ切るシーンをもっと臨場感UPで観たいんだよね。再生映像の質が上ったら谷間の奥行感なんかハッキリ出るだろうから、同じシーンを観たって感動もきっと違って来るよね!って、ちゃんと自分はそう言いましたって。...ところがですね。ウチの会社の姐御系女史のAさんとKさんのご両人は「またGさんがエロ動画で深い谷間を拝みたいって言ってるぅ」なんて勘違いするものだから(汗)。トップ・ガン、だから映画の話だってば。と言うか「また」って何???


プロジェクト名は『深い谷間を拝もう』に決定.....

 






あれっ?今思い出したんですけどそう言えば、1/12レジンカー集めの後の次なる散財構想(笑)として映画鑑賞に凝ってたんで「我が家のAVもそろそろアップデートしよう!」っておしゃべりしまくってましたが、それで "AV" をアダ〇ト・ビデオと思ってるのか、それだとヤバイ(爆)。確かに以前からその気は在ったんです、いやいやだからPCのアップデートですって(汗)。

実は最近、会社のリースパソコンが新しい機種と入れ替わったんですが、何と今度のパソコンは手のひらに乗りそうなくらいに小型化してて気配を消したステルス忍者よろしく専用17インチモニターのスタンド背面へ "身を隠して" マウントされて在るんです。オフィスのデスクトップパソコンと言えば長い事むやみにデカく足元やデスクの上の邪魔な存在が定説でしたが、それが今やデスクの上は生まれ変わった様にスッキリ。広々した理想の仕事環境を提供する神ツールになってます、って今どきこれが当たり前なんですか? その今やちょっと前のゲーム機程のサイズとなった最新業務用リースパソコンにGGはですが...電源入れたらモニター画面に《HDMI接続》なんて偉そうな表示しやがって、俺んちのパソコンをなめてんのか?、と殆ど言いがかりの様なただならぬライバル意識を持ってしまいました。と言うのも、スマートな容姿の他にこのパソコンはモニター接続に『HDMI』規格を採用しているんです。HDMI...って詳しくは知らないですが、とにかくデジタル信号で高品位な映像をモニターに送る最新の...。えっ、もう随分前からこれ一般化してるんですか、HDMIって?




GGが何故にそんな小さなオフィス用パソコン相手に執拗にライバル意識を持っているのかと言うと、実は我が家のパソコンも同じオフィス向けリースパソコンの出身だからなんです。もっとも最新のステルス忍者仕様じゃなくて伝統的な足元お邪魔のタイプ、何世代も前のデスクトップパソコンです。それ以前には多少なりとも立派なPCを所有してましたが突然壊れてしまいゲームもやらなくなってたしで、後継機にはヤフオクやったりAmazonで観たり買い物したり程度の事が出来れば十分と安価な今のFUJITSU『ESPRIMO』というリース歴のある中古パソコンを購入したんです。リース出身の中古パソコンとは?ですが、富士通やDellってオフィスへのパソコン貸出しビジネスをやってましてその貸出し契約が終了して戻って来たパソコンを中古業者が買取って、軽い掃除と別の中古PCから抜き取った稼働パーツでの少々のアップグレードを施し最新OSを入れて超低価格な商品として売りに出してるものです。GGが十数年前に購入したのはそう言ったパソコンですが今でもずっと元気に動いてくれてます。もちろんこのブログ執筆もこのパソコンにお世話になってます。



そんな当時秋葉原価格3万円弱のYouTube閲覧機能付きワープロの様なパソコンですが、ベースは西暦2000ひと桁年に製造の富士通パソコンですので背面の眺めはちょっとした博物館状態だったりします。そこには人類最古の英知で作られた様な年代物の各種コネクターが一堂に会してまして(笑)、キーボードやマウスに専用端子なんて昔は存在したんだ!! ってちょっとしたパソコン考古学が楽しめます。が、驚いてはいけないのが映像信号用の端子です。この骨董品端子は今でも実際に使用が可能、てか我が家のパソコンはコレが唯一の映像出力なんです(汗)。



皆さんの記憶には残っているでしょうか? 当時世に出始めたパソコンというものを最初に目にした遠い昔を。あれは2度目の転職先での事。机ひとつを殆ど占拠する様に置かれていたそれは灰色をしたキーボードと本体のセットで、その上には何故か番組の映らない洒落気の欠片も無い同じ様な灰色をしたテレビが載ってました。互いの信号のやり取り用らしきこれまた灰色の太といケーブルが背面にネジ留でしっかりと繋がれていましたっけ。この頃のモニターは家庭用TVと同じCRT(ブラウン管)式のディスプレイが多く使われ、接続トラブルを懸念して今の抜き差し容易なケーブルからは想像が出来ない程の見るからに頑丈なネジ留式で太いVGAケーブルを用いてモニターへ赤・緑・青の色の三原色その他の映像情報をアナログの信号で送ってました。その出力端子はVGA端子と呼ばれてて、つまり我が家のパソコン背面に在る上の写真で左側真ん中の青い台形がソレです。今この瞬間も当時と変わらぬRGBのアナログ映像信号がここから相方のPHILIPS 32インチモニターへとせっせと送信されております。

皆さんお忘れの事でしょうから紹介しておきますと、下の写真左側のごつい顔をしたコネクターの付いたお方がVGA端子で用いられるVGAケーブルさんです。「そういえば居たよね、こういう人」と、きっと皆さんには "あの有名人は今何処に番組" 的な記憶の片隅状態でしょうけど我が家では今もしっかりと現役(笑)。代わってその隣りにいるイケメンのお二人は現代のアイドル系最新ケーブル、HDMIとDisplayPortです。ルックスのカッコよさは歴然ですが彼等はどちらも単にスタイリッシュなだけじゃなくとても優秀でこれ1本で歌でも踊りでも軽々こなしてしまいます。つまりこれらの規格ケーブルは映像も音声も同時に1本のケーブルで送信が可能で、彼らが取り扱かう信号は芸能界の荒波にも例えられるPC界の周辺荒ノイズの波にも打たれ強いデジタルですから鮮明さもこの上ナシ。その様な切れの良い踊りと歌声が自慢の彼等の前には懐古趣味的なRGB元芸能人ケーブルは出る幕無しと言ったところでしょうか(悲)。




実は我が家の2016年製造のPHILIPSモニター『323E7QDAB』にもデジタル接続のためのHDMI端子はちゃんと備わってます。レコードじゃあるまいし映像信号なんかに "アナログの味わい" なんてものが在るはずも無く(笑)さっさとデジタル接続と行きたいところですが、前述の通り我が家のPCにはデジタル出力用の端子が無い!! 在るのはVGA端子だけ、アナログ用です(汗)。YouTubeを楽しむ時も映画を鑑賞する時もそれに今この画面が生成されているのも全てアナログ環境下。却って我が家のPHILIPS モニターには昨今常識のデジタル世間の目も気にせずに我が家のアナログパソコン事情に付き合ってくれてる事に感謝をしないといけないかもですね(爆)。

ところが「このままアナログなんぞしてたらいかん!? 」

と言う事件が起きまして。

長年使ってたPC用スピーカーが少し前に突如逝っちゃって急遽USB接続式のスピーカーに買い替えする事になりました。どうでもいいけどPCって周辺機器も含めて突然壊れて懐が痛くなりませんか? それで今回も再びせこく攻めて(汗)、安価だけど高評価の投稿が多いものをAmazonで選んだのがこのスピーカー。それが、デジタル音声の信号とスピーカー駆動の給電が同時に一本のUSBケーブルで賄えるこの小さなスピーカーの実力にGG、心底驚かされてしまいました。奏でる音の質の良さについては後述しますが何により驚いたのはこの小型PCスピーカーの中に入ったDAC(デジ/アナ変換器)とアンプに垣間見た今どきのデジタルオーディオ技術。と、言うよりGGが単に古いだけかも知れませんが、モデルカー集めをする前のGGは一時オーディオ趣味にハマっててそこでも今と同じ様に散財をしまくってたワケですが(汗)、その流れでPCにもオーディオライクにオンキョーの『SE-90PCI WAVIO』という音響専用の拡張基盤を中に咬ませて半自作のプラグ部を改良したオーディオケーブルなんかで繋いだりと、そこそこ悪くないPC音楽環境に満足しておりました...




...のハズでしたが、今度やって来たAmazonで安価な部類に入るJBLの小型PC用スピーカー『Pebbles(小石の意)』にあっけなくその場を明け渡す事となってしまいました。音質的に大差が無く、更に一本のケーブルで給電まで出来るので取り回しの良さは抜群。GGのPCに入っているオンキョーのサウンドカード(音響用拡張基盤)『WAVIO』って当時の価格で『Pebbles』を3~4個は買えるんですよ。もっとも当時名器と呼ばれたこのサウンドカードも発売開始は2005年で、初代PCから今までGGが引き継ぎ使用して来たものですから、その間にPCオーディオの時代も変わりました。RCAステレオ端子左右で2本のケーブルを繋ぎ別途で更にスピーカー駆動用のACアダプター電源も用意するなんて確かに今じゃ時代遅れの感が在ります。そんな煩雑な接続をせずともこのスピーカーはパソコンに当たり前の標準装備、USB端子がひとつ在れば全てがOKですから技術の進歩は本当にスゴイものです。小型PC用スピーカーは今後も無駄な仕様を省き更にコストやサイズを抑える様になるでしょうからRCAケーブルやミニジャックでは接続出来ない商品もどんどん出て来る事でしょう。これってモニター事情なんかでも一緒かも...焦ってしまいます。



ちなみにこの『Pebbles』、\6,000円台の価格が信じられないくらい良く出来てますよ。ところがそんな「低価格」が招いている誤解も多い様で "価格の割には" 的な高評価をされる方が結構居るんですね。安価への先入観からスピーカーの能力を「ここが限界」と勝手に決め付けてしまいスピーカーが持っている実力をフルに楽しめていない。GGがこの『Pebbles』に感銘を受けたのはこのスピーカーシステムは入って来る音声信号の質が上がれば上がるだけ音がどんどんと良くなるからなんです。実はGGのPC環境が最近物凄いスピードで音質改善が進んでますが、この『Pebbles』はその状況に何処までも何処までも付いて来れる事に驚きを隠せません。なのに「コレくらいの音なら買って満足」とか「ノートパソコンよりずっとイイです」とかその程度の音しか出てないなら、それはスピーカーではなくそれ以外の要因が音を悪くしています。音を濁しているのはノイズです。"ピーピー、ガーガー" がイメージされるそれでは無く目には入らず耳でも判らない汚れた波形の電波や電流としてスピーカーへ侵入し、これらが本来のピュアなハズの音楽信号を濁らせます。簡単な実験ですがパソコンに幾つか複数のUSB端子が備わってましたらそれぞれの端子で差し比べてみると音に違いが在るのが判ると思います。ノイズは色々なところから発生してて場所による影響の大小も異なります。これらを出来る限り避けるとか取り除いて行けばこのスピーカー本来のそれはそれは美しい歌声が聞こえる様になるのですが...。そのうち機会を設けてお話ししたいとも思いますが、取敢えずは今は映像の方を何とかしないと。

ネットに有った『Pebbles』の分解画像を見ると予想の通り音声信号を受け持っているのは小型の基盤たった1枚。これでいくつものコンデンサーが林立するオンキョーのサウンドカードと片を並べる音量と音の分解能を実現させてしまうから驚きです。突如GGの家にタイムスリップしてきたこの未来の音に、悔しいけどこれがデ・ジ・タ・ルなのか? と思い知らされました。てか別に「未来の~」じゃなくて単にGGが長い間過去の時代にしがみ付いていただけかぁ(爆)。




そう言う事で『音響』方面は既にデジタル軍団にその座を明け渡したGGのアナログ要塞、当然の如く世の中の流れに従い『映像』方面も今や遅しと陥落の時を待つばかり。ところが本人はさっさと早く陥落しちゃいたい(笑)と思っているのにパソコンの方がそうさせてくれない。なんたって出力端子はVGA、古くはブラウン管用の規格として作り出されたこの端子は当然の如くアナログ信号しか出せません。受け手側のPHILIPSモニターはいつだってHDMIで接続出来る準備が在ると言うのに(爆)。ウチの会社の手のひらパソコンなんて動画なんか見もしないし音だってビープ音程度しか鳴らさないのに何処が面白くて高音高画質のデジタルHDMI接続なんてしてるんでしょうか、全く以って宝の持ち腐れ。クソっ、たまにはアナログ信号でも出してみろってんだ(笑)。同じオフィス用パソコンの出身なのにこのパソコン能力の境遇の差。GGが妬ましく思う気持ちも分かるでしょ?

それとパソコンの能力事情でもう一つ。我が家はYouTubeを 1080p60の画質設定で観てます、と言うかそれより上の画質だと再生出来ません。ひとつ上の 1440p60では途切れ途切れの連続静止画の再現状態、更にその上の 2160p60に設定すると画面に「考え中」表示が一生クルクルと回り続けるだけです。1440p60や2160p60とはご存じの通りディスプレイの解像度の値ですが、解像度が高くなる程パソコンへの負担が高くなります。2160p60による動画、俗に言う4K映像ともなれば高度な画像演算能力が要求されますので汎用価格帯のPCでは機能が追い付かないものも出て来ます。業務的にエクセルやパワーポイント程度の画面表示でコト足りるオフィス用パソコンなら言わずもがなで、初めから不要な機能を省いてあるウチの会社の新型手のひらデスクトップパソコンも勿論それをわきまえ開発仕様段階で解像度は1080p60辺りを再生映像の限界として在るワケです。コストを抑えるから業務用。だから4K楽しむなら会社でなくておうちで観ようね、って設計コンセプトになってますが、GGの場合はその "おうち" でもオフィスユースのリース用パソコンです(爆)。




一体4K映像の画質ってどんなものなんだろう? 途切れ途切れで在ってもチラッと見る事が出来る 1440p60でも一瞬映る画像が生き生きしているのが感じられるんです、もっとも殆ど連続静止画なんで映像はゾンビ状態ですけど。こんなに生き生きとした1440p60の映像を何とか流れる様なスムーズ再生で観れたら、はたまた未だ一度も目にした事が無い想像だにさえしないディスプレイ超解像度の 2160p60画質とやらで映画を観たのなら、それに更にはHDMI接続での鮮明デジタル映像信号で以て我が家のPHILIPS 32インチの大型モニターを通して観るのなら、きっとトム・クルーズのF/A-18Eが谷間を突っ切るシーンとかがもっと臨場感UPで感動も違って来るだろうな。いやいや、だからエロ動画じゃなくてPCのアップデートの話ですってば!

実は見つけたんです、それが叶いそうな物を。

ひょんな事から『MSI GeForce GT 1030 2GD4 LP OC VD6606』って何処までが商品名か分かりませんが、この長い名前のエントリークラスのグラフィックスボードがAmazonで売っているのを見つけたんです。映像用の拡張基盤(グラフィックボード)をPCへ適応させる事については以前のオンキョーのサウンドカード増設の流れで知ってはいたのですが我が家のオフィス用パソコンは西暦2000ひと桁代設計の古さ。過去のモノとなった規格や仕様がその妨げになってて拡張は諦めてたんですが、この安価なグラフィックボードが、いや実際安価だからこそと言うべきですが我が家の元リース用パソコンをアップグレードしてくれそうなんです。うわぁぁぁぁ、ほらほら、ちゃんとHDMI端子が付いてる!ってVGAのグラボなんか在るわけないか(笑)。




GG、グラフィックボードの事なんて全然解ってません(汗)。在るのはオーディオ趣味時代のアナログ的な実体験くらいでそう言うものでも何かの役には立つのかどうか。でも、でもですよ!知らない事を始めるって楽しいじゃないですか!?




さぁ、Super Resolutionへの冒険の旅が始まる!

では早速ポチって来ますので今回のブログはこの辺で

 



...って思ったんですがいきなりコケました。続きは次回《その【1日目】》へ。