今回は、17週での死産の経験をもとに「分娩の心得」を3つお伝えしていきます。
なお、前回の投稿で「陣痛開始から出産までの具体的な出来事」について記載しているので、併せてご覧いただくと、よりわかりやすいです。
ー分娩の心得ー
(1)痛みのピークは産まれる瞬間ではない
(2)出産時に夫の立ち合いを希望するなら、子宮収縮剤使用前に来院させる
(3)分娩室で使いたいものは、小さいバッグにまとめておく
(1)痛みのピークは産まれる瞬間ではない
私の場合、痛みのピークは「子宮収縮剤を膣内に入れて20分から30分後」でした。痛みの理由は、前々日から子宮口を広げる処置を行っており、赤ちゃんが出てきやすい状況の中、子宮収縮剤を使用し、急激にお産が進んだことが考えられます。
医師から事前に「子宮収縮剤を3時間おきに投与してお産を進めていきます」と言われていたため、子宮収縮剤使用後20分から30分後は「これ以上に強い痛みがくる、まだまだこれからだ」「あと何時間耐えればいいのかな」と考えていました。今振り返ると、その時が痛みのピークでした。
自分の気持ちに正直に「痛いときは痛い」と医師や助産師に伝えて、お産の進捗状況や自分の身体をみてもらいましょう。
(2)出産時に夫の立ち合いを希望するなら、子宮収縮剤使用前に来院させる
週数が少ない場合、スムーズにお産が進み、予想より早く産まれることもあります。人によっては、子宮収縮剤使用直後に産まれることもあるそうです。そのため、出産時に夫の立ち合いを希望するなら、子宮収縮剤使用前に来院させると安心です。
私は、痛みのピークと同時に「何か出そうな感覚」も出現し、その感覚は次第に強くなりました。夫の立ち合い出産を希望していたため、夫の来院までは全身の力を抜いて過ごしましたが、その時にいきんでいたら、赤ちゃんが出てきたと思います。
また、陣痛前から夫に付き添ってもらえば、痛みのピークを共に経験できます。「あの時は大変だったよね」と一緒に振り返ることができるので、貴重な経験になります。
出産は何が起こるかわかりません。陣痛開始後は連絡を取る余裕もないかもしれません。あらかじめ、夫に連絡をしておくことをおすすめします。
(3)分娩室で使いたいものは、小さいバッグにまとめておく
子宮収縮剤使用後は、急にお産が進む可能性があり、急遽分娩室に移動することもあります。また、痛みも伴う場合、準備どころではなくなることもあります。
そのため、分娩室で使いたいものは、あらかじめ小さいバッグにまとめておきましょう。私がショルダーバッグに入れていたものを下記に記載しておきます。
①携帯電話
②飲料
③母子手帳(お産の記録を残したかった)
④カメラ
⑤ハンカチ(涙用)
⑥鏡と色付きリップ(写真を撮るときに少しでも自分の映りがよいように)
⑦赤ちゃんをつつむガーゼ(妊娠中に「産まれたら使いたい」と思っていたものを持参した)
最後に
「死産」について知りたいときに体験談を参考にする人は多いでしょう。
私も分娩前に体験談を読みましたが、多くの体験談が「○○が起きて○○と感じました」と記載されているだけでした。私は、自分のことに置き換えて想像することができず、「わからないことだらけだから、私ができることはない。身を任せておくしかない」とぶっつけ本番の気持ちで分娩に挑みました。
死産を終えて、あの時を振り返り「分娩の心得を知ることができればよかったな」と思い、今回の記事を作成しました。
正期産の情報は、友達や家族、本やネットでたくさん手に入れることができますが、後期流産や死産は、インターネットがこんなに普及している時代でも情報が足りていません。
自分の記事が少しでも誰かの役に立てばいいなと思います。