「仕事をしていると通院のためのスケジュール調整が難しい」

「仕事を辞めれば妊活に専念できる」

「でも、妊活をするためにはお金も必要だから簡単には仕事を辞められない」

 

このように、妊活と仕事の両立について悩む方は多いのではないでしょうか。

 

私は「両立できるもんなら両立したい」「仕事は辞めないぞ」と思っていたのですが、

色々あって仕事を辞めることになり、今は妊活に専念しています。

 

そこで今回は、「仕事を辞めてみてわかったこと」についてお話していきたいと思います。

仕事を辞めて妊活に専念している一個人として、

体験したこと考えたことをお話するので、

少しでも参考にしていただける方がいたらうれしいです。

 

以下のリスト順でお話していきます。

 

 

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1.辞めた後の生活ってどう?

・「時間ができて楽になった?」

・「暇すぎて辛いって本当?」

・「生活リズムは乱れない?」

 

2.経済的な面はどうやって乗り切っている?

・「貯金はどれくらい必要?」

・「不妊治療の費用って、無職でも大丈夫だった?」

・「夫の収入だけで回ってる?」

 

3.妊活のメリット・デメリットは?

・「通院はしやすくなった?」

・「妊娠しやすくなった気がする?」

・「精神的に安定する?逆に不安になる?」

 

4.辞めたことに後悔はある?

・「孤独を感じることはある?」

・「キャリアがもったいなかった?」

・仕事をつづけたほうがよかったと思う時ある?

 

5.働きながらの妊活と比べてどうだった?

・「辞めたほうがやっぱり楽?」

・「働いてた頃との違いは?」

 

6.再就職やパートを考えたりした?

・「もし妊活が長引いていたらどうする予定?」

・「働き直す気持ちはある?」

 

7.夫との関係はどう?

・「家にいることでギクシャクしない?」

・「夫婦の会話や支え方って変わった?」

 

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1.辞めた後の生活ってどう?

 

・「時間ができて楽になった?」

 

仕事を続けているときの妊活って「時間がなくて難しい」というより、

「早退や有休などのスケジュール調整が難しい」って感じですよね。

だから、「仕事を辞めたことでスケジュール調整が楽になった」「スケジュール調整のために勤務先で頭を下げなくて済み、ストレスが格段に減った」が答えな気がします。

 

・「暇すぎて辛いって本当?」

仕事を辞めたことでできた時間は、

時間をかけてやってみたかったことのジャーナルや読書、掃除などに充てていて、暇すぎるということはないです。

ただ、体外受精の移植後、いわゆる「そわそわ期」は

不安→情報収集の無限ループで、ドツボにはまっていくのでしんどいです。

仕事を続けていたときは、疲れて帰ってきてそのまま寝ており、情報収集する時間がなかったので、判定日まであっという間だったのですが。

 

 

 

・「生活リズムは乱れない?」

 

私がもともと夜勤ありの仕事をしていたため、

仕事を辞めた後のほうが生活リズムが整っています。

仕事を辞めると毎日時間がたくさんあるので、

わざわざ深夜まで起きて自分の時間を確保することがなくなり、生活リズムは狂いません。

 

 

 

2.経済的な面はどうやって乗り切っている?

 

 

 

・「貯金はどれくらい必要?」

・「不妊治療の費用って、無職でも大丈夫だった?」

 

 

私たちは、顕微授精を行っていて、

今のところ「保険適応である6回チャレンジしてダメだったら妊活を終了する」と決めています。

そして、その分の治療費は確保したうえで仕事を辞めています。

 

治療費は、どのくらいの期間、どの段階までやるのかによって異なるので、

「○○円用意しておきましょう」と明言するのは難しいですね・・・。

私たちの場合だと、治療費だけではなく、趣味の旅行や日々の生活を継続できるように、300万円は銀行からすぐに引き出せるようにしています。

そのため、不妊治療の費用は無職でも大丈夫そうです。今のところ・・・。

 

 

 

 

・「夫の収入だけで回ってる?」

 

生活費や娯楽費は夫の収入でまかなっていますが、

治療費が保険上限に達したり、保険適応外の治療を受けたりした場合は、貯金から治療費を出しています。

「治療費が月2万」ならいけそうなんですが・・・。

 

 

 

3.妊活のメリット・デメリットは?

 

・「通院はしやすくなった?」

仕事を辞めた分、時間はたっぷりあるので通院はしやすいです。

医師から急に「予定を変更して今日ではなく明日にしましょう。また来てください」って急に無理難題いわれることあるじゃないですか。そんなときも迷わず対応できるのがストレスフリーです。

 

 

 

・「妊娠しやすくなった気がする?」

妊娠のしやすさは・・・変わりません。

 

 

 

・「精神的に安定する?逆に不安になる?」

「精神的な安定」は先ほどもお話したように、

時間がある分、そわそわ期に情報収集をしまくって不安になります。

ただ、「これではだめだ」と思って対策を練ったらだいぶ精神が安定しました。

もし、この対策について興味がある方はコメントください。

こんな私の話でよければ別の記事でお話します。

それから、治療のゴールも決めているので経済的な不安は今のところありません。

 

 

 

4.辞めたことに後悔はある?

 

 

・「孤独を感じることはある?」

孤独は感じません。

仕事は仕事と割り切っていたので仕事場に大親友はいませんし、未練もありません。

 

 

・「キャリアがもったいなかった?」

・仕事をつづけたほうがよかったと思う時ある?

 

私は、社会人丸5年半で仕事を辞めています。

中堅にそろそろ届くかな・・・というキャリアでしょうか。

私は、社会人3年までは仕事を続けないと再就職も難しいだろうなと思いますが、

それを過ぎれば、あとはどうにでもなると思っています。

 

私が妊活を開始したときは

「今まで貢献してきた分、治療の時くらいは休ませてよね」という気持ちで

あまり罪悪感なくスケジュール調整していましたし、

それを周りも許してくれていました。

 

けれど、急に夫の県外転勤が決まり、私も運よく部署異動できる流れでしたが、

なんとそのタイミング、妊娠16週のときに赤ちゃんの心臓が止まってしまいました。

 

そして、異動先が「流産死産と同タイミングでの異動は難しい」となぜか受け入れ拒否。私が断るならまだしも、なんで厄介者扱いされてるのか本当によくわかりませんでした。働く意思はあったのに・・・。

 

話が逸れましたが、スケジュール調整もなんとかなっていたので、

働き続けられるのであれば、仕事は続けていました。

しかし、退職となってしまい、働き続けたいなら再就職する必要がありました。

 

ただ、再就職となると、しばらく有休は使えない、休みたいときに休めない、

今までの信頼や実績もなく、妊活はいったん休むしかない。

そうなったときに、私は「再就職」より「妊活を続けたい」と強く思いました。

なので、今は妊活に専念しているわけです。

 

仕事を続けていられるなら続けていた。

でも、退職となってしまった以上、再就職はしない。

これが私の選択です。この選択に後悔はありません。

 

 

 

5.働きながらの妊活と比べてどうだった?

 

・「辞めたほうがやっぱり楽?」

・「働いてた頃との違いは?」

 

スケジュール調整の点では、辞めたほうが断然ストレスフリーです。

身体的・体力の点では、仕事をしているときのほうが多少しんどいですが、

妊活に影響しない程度だったのでそこまで変わりません。

でも、これは人によりますよね。

妊活に影響が出るなら仕事を休むことも検討したいですよね。

保険適応の回数も決まっているし、悔いなくやり切りたいので。

 

 

 

6.再就職やパートを考えたりした?

 

・「もし妊活が長引いていたらどうする予定?」

・「働き直す気持ちはある?」

 

先ほどもお話しましたが、体外受精6回で妊活をやめる予定なので

妊活が終わり次第、再就職しようかなと考えています。

それまでは、妊活をやり切りたいので、再就職は考えていません。

 

 

 

7.夫との関係はどう?

 

・「家にいることでギクシャクしない?」

・「夫婦の会話や支え方って変わった?」

 

ギクシャクはしないですね。

ただ、夫が在宅ワークなので、お互い気配を感じながら過ごしています。

 

ところで、私たちは体外受精までステップアップしているのですが、

その理由は夫の精子欠乏症なんですよ。

夫の転勤で私が仕事を辞めることになり、

さらに妊活のステップアップ理由が夫・・・。

なので、私が妊活に専念したいと無職で家にいても夫には責められません。

 

どんな理由であれ、妊娠しづらいとなれば、心身共に負担が大きいのは女性。

女性が妊活と仕事の両立で悩んでいるのは当然です。

けれど、女性だけで考え込むんじゃなくて、

パートナーと話し合ったうえで

一緒に、妊活と仕事に向き合っていきたいですね。

 

夫婦二人の問題なので、忙しくても疲れていても、話し合いの時間はとることをおすすめします。

家だと煮詰まりそうなら、カフェとか公園とか、

彼氏彼女だった時を思い出しながら、お互いの思いを話し合えるといいですね。

 

「自分は○○ができる」「あなたは○○してほしい」って

今後の家族としての在り方、支え方も話し合いたいですね。

 

私たちの場合は、基本的な家事は私、お金を稼ぐのは彼、

妊活不安と治療内容については夫が乏しいので、都度私が共有し、

一緒に取り組むようにする、と決めています。

 

 

 

いかができたでしょうか。とても長くなってしまいました。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

 

学生の時や社会人になりたての時は、

恋とか学業とか、悩みが共通している友達と会話する中で

悩み相談できたり不安が減ったりしていた。

けれど、アラサーになると、あんなに話が合っていた友達とも境遇が異なり、

腹を割っての話がしづらくなりますよね。

結婚していない友達、子供がいる友達・・・。

妊活の悩みって表面上はできても、

本当にしんどいときに、相談できない、話を聞いてもらえない。

 

だからこそ、妊活で悩んでいる方にとって、

少しでも参考になればと思い、この記事を作りました。

インスタのように、オンタイムでの交流は難しいけれど、

感想やら相談やら、私でよければ是非受けます。

 

妊活でしんどい思いをしている人が少しでも減りますように。