初めて不妊治療クリニックに行く時、何から始めたらいいのか分からず不安になりますよね。私も「どのタイミングで行けばいいの?」「何を準備しておくといいの?」と悩んでいました。
この記事では、実際に私が不妊治療クリニックに行く前にやっておいて良かった4つのことを紹介します。事前に準備しておくことで、診察検査がスムーズに進んだり、自分にあった治療方針を見つけやすくなったと感じました。
これから不妊治療を考えている方の参考になれば嬉しいです。
①自分たちでタイミング法を試してみた
「子どもが欲しい」と思った時に、すぐにクリニックに行く選択もありますが、多くの人がまずタイミング法や基礎体温の記録から始めてみようと考えるのではないでしょうか。
私自身、あらかじめ自分たちでタイミング法を試してみた期間があったからこそ、治療に進む決心ができました。
私たちは3周期だけタイミング法を試してみて、それでも妊娠しなかったらクリニックに行こうって決めてたんです。最初から期間を決めていたので、気持ちの切り替えがスムーズにできたし、「ここからは専門分野の人たちにお任せしよう」「自分たちでできることはやり切った」と前向きな気持ちでクリニックに行くことができました。
また、基礎体温の記録はクリニックで提示を求められることが多いです。
医師はグラフを見て、排卵しているかどうかの目安にします。実際の診察ではほんの数秒しか見ないこともありますが、「ちゃんと二層に分かれているかどうか」はとても大事な判断材料になります。
基礎体温表は大体2〜3周期分必要になるので、早めに記録しておくことをオススメします。
②通いやすい不妊治療クリニックを事前に調べておいた
意外と大事だったのが、自分に合った不妊治療クリニックを早めに調べておくことです。
不妊治療を始めようと思った時、最初のステップになるのが「検査」です。
そして、その検査結果によっては、そのまま同じクリニックで治療を進めていくことがほとんどです。
だからこそ、最初に行くクリニックは、無理なく通院できる距離か、そして自分の仕事や生活リズムに合った通院ができそうかどうかを事前に確認しておくのがオススメです。
もし後から「やっぱり通づらい」となって転院すると、検査のやり直しや紹介状の手配が必要になったりと、少し手間がかかることもあります。
最初のクリニック選びが、今後の治療の土台になるので、「とりあえずここで検査だけ」ではなく、そのまま通い続けるつもりで選ぶことをオススメします。
※婦人科クリニックと不妊治療専門クリニックの違いや選び方については他の記事で記載します
③問診票の準備と過去の医療歴の確認
不妊治療の問診票は、想像以上に細かい情報を求められます。
例えば、麻疹風疹などの予防接種の履歴・水疱瘡やおたふく風邪などの小さい頃の病気など、すぐに思い出せないことも多いですよね。実際に夫も、義母に聞いてみて初めて分かったこともありました。
クリニックによっては、初診前に問診票を記載した上で来院することを求めていることもあります。そのくらい、記載項目が多いし、パッと記載できるものだけではないんです。
なので、母子手帳や健康診断の記録を見直しながら、あらかじめ自宅で問診票を記載しておくと、スムーズに初診が受けられますし、診断の助けにもなりますよ。
④風疹ワクチン接種の確認
不妊治療を始める前に確認しておいて良かったことのひとつが風疹の抗体検査です。
風疹にかかると、妊娠中の赤ちゃんに影響が出る可能性があります。
特に妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になるリスクがあり、視力・聴力の障害や心疾患などの原因になるとされています。
しかも風疹は飛沫感染するため、自分だけではなくパードナーや家族が感染源になる可能性も。
そのため、妊娠を考えている段階で、夫婦の風疹の抗体あるか確認しておくことが大切です。
抗体が無かった場合は、風疹ワクチンの接種が推奨されますが、
このワクチンを接種した後は約2〜3ヶ月は妊娠を避ける必要があります。
その期間中は不妊治療も進められないため、治療開始のタイミングにも影響する可能性があります。
そのため、自分が風疹ワクチンを接種する必要があると分かっている場合には、早めにクリニックに相談しておくのがオススメです。
例えば、不妊治療に検査を受けてから検査結果を待っている1ヶ月間などに接種を済ませておけば、治療の次のステップにスムーズに進むことができます。
このように、不妊治療の前に予防接種歴を確認しておくことで、無駄なタイムロスを減らすことができます。
まとめ
今回は、不妊治療に行く前に私が実際にやっておいてよかったことを4つ紹介しました。
これらの準備をしていたおかげで、初診で焦らずに相談でき、治療の流れもスムーズに進めることができました。
不妊治療は、どうしても不安や緊張がつきもの。でも、事前に少しでも備えておくことで、心にも余裕が生まれると思います。この記事が、これから不妊治療を始める誰かの力になれば嬉しいです。