11月3日 MINAMI WHEEL 2008 心斎橋 CLUB QUATTRO
初参加のミナミホイールをしめるトリバンドはsleepy.ab
今回のミナホ遠征を決めた最大の理由は、このsleepy.abがミナホ最終日のしかもトリを飾るということでありました
しかも去年よりも大きいハコとあっては観ないわけないのです
そのハコがCLUB QUATTRO 個人的に東京・渋谷にあるクアトロは柱や天井、音の関係上、あまり好きではないのですが・・・
やっぱり というか心斎橋もあまり好まなかったです
同じ系列だとやはり造りも一緒なのでしょう
が、でも街中のライヴハウスとしてはキャパはそうとうあるので、やはり見ごたえはありました
以下 ネタバレ というか新曲含む内容なので、ツアー各地、及びコンカリーニョCDを期待しているひとはお気をつけくださいませ
ほんとは折りたたみ機能ができればいいのですけれどね
sleepy.ab セットリスト
1. inside (archives イントロver)
2. なんとなく
3. アクアリウム(新曲)
4. メロディ
5. 雪中花
en Scene
Base Ball Bearのあと、自らセッティングにはいるメンバーさん
着々とセットを終えるなか、ひとりなかなか席を立たないひとが・・・
山内さん、ちょっとてこずっている様子?それか思わぬトラブルなのか、セッティングを終える様子がない
と、そこへ後ろからずっと見ていた眼力のある某Pさん登場
以下 脳内アフレコ
P : 「なんだ~山内~ まだ給食食べ終わってないのか~」
山 : 「は、はい スミマセン・・・」
P : 「早く食べ終わらないと昼休みなくなるぞ~」
山 : 「でも、ピーマンってちょっと苦手で・・・」
P : 「嫌いなものでも食べないと、先生のように強くなれないぞ~」
山 : 「・・・」
(実在の人物像とはなんら根拠もない内容が含まれております。気分を害された方がおりましたら申し訳ありません。 んが、なにぶんバカな妄想野郎のいうことなのでご了承ください。苦情はこっそりとお申し付けください。)
そんなふうなやり取りがあったのは嘘ですが、それでもなんとかセッティングを終えて、皆一旦はけたところからライヴスタート
archivesあたり以降からはじめたSEと共にメンバーさん登場
気合いの入った音を鳴らした後、成山さんの合図でSEの音が止まり、1曲目イントロ・・・ inside だ
この深く闇が色濃い心かき乱される素敵なarchivesバージョンのイントロは、時間の関係上なのかイベントのコンセプトの関係上なのか、とにかく1曲目にやるとき以外はほとんどお目見えすることがない
ミナホの、しかも最終日の、しかもかもトリで!このイントロからはいるとは 嬉しすぎてニクすぎる
2曲目 なんとなく の「すきなものがおおいほうがしあわせにきまっている」という歌詞に心の中で反発しつつも
3曲目、曲紹介
「新曲・・・アクアリウム」
一瞬ギターをかまえたかと思いきや、またふとマイクにもどってそうとう小声でタイトルを言ったものだから、聞き逃しそうになったけれど
九州ツアーでのセットリストに新曲のタイトルがのっていたので(ケイタイサイト ファンモバ参照)たぶん間違いない
この曲、とにかくイントロがかつてないくらいかっこいい
いや、かつてない はちょっと失礼かもしれないけれど、でもそれぐらいドラムの装飾音符のような細かいリズムと、あまり山内さんらしくない色鮮やかな派手目なギターの音に圧倒された
そのかっこいいイントロを聴いて、一瞬初見の曲かと思ったけれど、歌詞を聴いてこれはコンカリーニョでやった新曲だと気づいた
あのときは、「昨日まで作ってた」というとおり、タイトルも決まっていなかったし、アコースティックでしか聴いたことがなかったから、歌詞が曲のイメージすべてになっていたけれど、通常ライヴアレンジだとまた印象が変わってくる
ただ残念なのは、やはりハコのせいか立ち位置のせいか、Vo音がちょっと聴き取りにくかったこと
新曲なので、できるかぎり歌詞は聴き取って曲をちゃんと理解したいのだけれど・・・ しょうがない時もある
でも曲とタイトルが一致して、やっと前回の歌詞の違和感の疑問が自分なりに晴れて、ちょっと満足
初見では、近いところにいて、触れない、ただ「見る」というだけの行為でおわってしまう不気味さ、一種の狂気すら感じていて
このひとは近いところで対象物を見ているのに、なんでもっと近づいて触れようとしないのだろうって ずっと不思議に思っていたのだけれど
アクアリウム つまりは水槽という透明な壁が そこにはあったのね
透き通っていて触れられそうなのに触れないそのもどかしさ その思いを知ってか知らずか自由にたゆたう対象物
なんて切ないの
対象物のことばかり目で追って、このひとについての情報があまりないから
歌詞のなかでこのひとはあまりもどかしさや焦りを感じていなさそうに思えるけど、実際のところはどうなんだろう
もちろんこの解釈はわたし独自のものであるから、ほんとの正解ではないし
アクアリウムといっても、まんま既存の水槽・水族館という意味でもないだろうから
あくまでイメージとしての「アクアリウム」なのだろうけどね
5曲目に行く前に、MC
ミナホ3連続出演のお礼を述べたあと
「今年はイベント10周年ということで・・・ まぁ来年はどうなってるかわかりませんが・・・」
という田中さんに、
「えっ どうなってるって、(ミナホ・及びイベンターに対して)それは失礼なんじゃないのっ?」
といきおいよくつっこんだ成山さんでしたが、田中さんはそういういう意味ではなく、「自分達が」どうなっているかわからない と言ったことに気づき、すぐさま自分の間違いに気づいて謝るところが素直
でもちょっと気分を害した?のか 曲紹介にて
「雪中花は、冬の北海道を歩いているのをイメージして作りました・・・。 だから歩いている感じで聴けばいいんじゃないの?」
と後半若干投げやりな口調でいうもんだから このひと実はスネちゃまなんじゃなかろうかと思ってしまう
でも、成山さんの言うとおり、あのPVを思い浮かべながら聴くと、ほんとうにふわふわと曲の世界感に包まれることができて気持ちよかった
ま、最後の最後(かなり珍しいことですが)下がりきれずで上がりきれずになってしまって、わ~なところがあって、せっかくの世界感を見事にぶっ壊してくれましたが・・・
自分でも最後の最後にやらかしてもうた といったかんじで表情にだしてしまうところ、憎めないなぁ
雪中花は、始めは前向きすぎて好きになれないと思ったけれど、聴き込むほどにやわらかな印象に変わってきますね ほんと不思議
アンコールのScene
雪中花でおわるわけないので、大体は予定調和でこの曲をアンコールにもってきていると思うのだけれど
そんなことはわかっていながら、トリのときは毎回アンコールが聴けるかドキドキしてしまうのはなぜだろう
今日もクララは見事でした