最後に母のテンションをあげたものの、やっぱり喧嘩すると気分が落ち込む。
いや!今からお肉祭りだ。若手シェフの結婚祝いだ。気持ちを切り替えていこう。
楽しい事は一生懸命楽しもう。
そうすれば、ガックリきた時に美味しい記憶・楽しい記憶が支えてくれる。
美味しいお肉を料理してくださるシェフとお肉に感謝しながら食べよう。
鼻息荒く、新世界のビストロベーを目指した。
25周年を迎えるビストロべーは、新世界唯一のビストロ。レンガつくりのお店で、関ジャニがカレンダー撮影に来た事があるそうだ。
肉の阪本の次男坊さんがシェフで、シェフ美ちゃんのお友達。小さな頃から最高のお肉に囲まれて育っているので、肉のプロだ。
フランス国旗を目指して歩くと奥にズンっと通天閣がそびえていた。
お店には私が一番のり。シェフにご挨拶して、二階の席に座った。
ノスタルジックな店内。
シェフ美ちゃんは、「昔から変わらない…。」と言った。
今日は若手シェフの結婚祝い。彼にお肉祭りをご馳走する。シェフにお任せのコースだ。
シャンパンをお祝いにいただいた。
私達もご相伴にあずかりました。ありがとうございます。
暑い日だったので、泡が喉にしみた。エンジン全開❗️
「プロがいると贅沢でしょう。」とシェフ美ちゃんが言った。
「こんな贅沢初めてや❗️」
もうフルスロットル状態。
皮がコリコリ身がしっとり。
濃厚な美味しさ。
舞台の幕間の様に海鮮がはさまれた。
物凄く幸せになった一品。
アンデスのピンクの塩とパキスタンの黒い塩が用意された、
パキスタンの黒い塩は、以前シェフとお食事した時にも話されていた。硫黄を感じるガツンとくるお味。単品ではその強さに驚くけど、このお肉と一緒に食べると違和感を感じない。不思議だ。
若手シェフも、塩に興味しんしんで何度も味をみていた。
シェフ美ちゃんは、なんとイオンでこの塩を買ったらしい。
ここまで食べておきながら、きっちり三等分してもらった。
「レンズ豆が入ってるやろ。これを食べたらお金持ちになるねんで。」
「金貨の形に似てるから、そういわれるんですよ。」
シェフ美ちゃんと若手シェフがほぼ同時に同じ事を教えてくれて面白かった。
本場フランスのは、もっとオイリーらしい。
日本人の舌にあわせて調整されているのだろうと2人が言っていた。勉強になる。
珍しいものだからと、シェフのご好意。
この間、赤ワインを1本空けている。
3人でワイワイ楽しくお話しした。
帰りにシェフにご挨拶して、若手シェフとも笑顔で手を振って別れた。
新世界の町をシェフ美ちゃんと、楽しく歩いた。
楽しいと、街がキラキラして見える。
帰りの電車で、実は…と今日母と喧嘩した事を話した。
「まるぷくの心配してる事は解るよ。それはそうやね。」と言ってくれた。
穏やかな気持ちで家に帰った。













