11月13日 ③看護ケアについて


看護的目線では、衝撃的なものだった。


(語弊がある言い方で申し訳ないが)
少なくとも私が受け持ち看護師なら、
できる看護ケアはいくつもあるししてあげられる、
そしてそれを必要としている状態の患者だと思った。

家族だから、というフィルター抜きにしてもそれは断言できる。




ベッド上で仰臥位から自分で体位変換できないまでにも弱っていた。

なのに、部屋には一つの体交枕すら無かった・・・





身体の激痛、

そして力が無いため、

尿瓶も自分で当てられず、

排尿を失敗してズボンが濡れている。





どれくらいの間こうしてたの?




看護師さんは呼ばなかったの?




本当にちょっと前まで1人で飛行機に乗って出張も行ってたぐらい動けていた父が弱ってしまったのも辛かったが、
この程度の看護の質しか与えられてない父が、かわいそうになった。

涙を堪えながら、母と着替え・清拭をしてから体位整えた。



昔から皮膚が弱い父だったので、

これでは褥瘡ができてしまう、と
2時間以内の体位変換や除圧が理想だと、
両親に伝えた。

そうすると「そうか・・」と弱々しい父の声

こちらが介助したら、

ぎこちない動きで、反対方向に体を向けてくれたのが、嬉しかった。


この時は、こうして親の介護していくんだな。
ゆっくり元気になろうね。って思ってた。



そう言ってる間に、よく見たら両踵の発赤があるのを見つけた。

もうこれI度の褥瘡だからね!?



どれくらいの時間この体制(仰臥位)でいたんだろう?



最後に看護師さんが来てくれたのいつなんだろう?




そう思ったら、やっぱり涙が出て来た。


父に見えない様に泣いた。



④へつづく