この記事はYAHOO BLOG廃止に伴い、極力思い出の記事はAMEBAブログにも足跡は残していくつもりです。
011年4月にブログ友達の紹介で手に入れたMcIntosh C-8ですが、アノニマさんから当時のマニュアルをいただきました。
ありがとうございました。
このマニュアルは初期もののようでネットで入手できるものより、私のC-8(初期物)に極近いもののようです。(良かったです)
そこで、回路図を見てみました(ただし回路図はC-108用とのことでした)
※アノニマさんアドバイス:C-108はC-8の前身のプリアンプで、1954年~1955年に販売され、1955年にC-8にモデルチェンジしました。
回路図-1 ヒーター電圧がAC6.3V仕様です。
WEBで入手した1956年製の回路図は
ヒーター電圧がDC12V仕様です。
回路図-2
シリアル10600以降
ヒーター電圧がDC12V仕様ですね。
回路図-3
電源をマッキントッシュのメインアンプから供給した場合を調べるためにMC-60の回路図を調べてみました。
オクタルプラグを経由してプリからの出力も入っていますね。
でもMC-60のプリからの入力がオクタルコンセント?の5番になっていますが、C-8側の出力は2番です。
MC-60は使えないのかな?(持っていませんが)
回路図-4
マッキンのメインアンプからの供給はかんがえないことにします。(持ってないけど)
私のC-8はヒーター電圧DC6.3Vということだったので、ケースを開けて調べてみました。
左上の丸いオイクタルコンセントへ電源またはメインアンプを接続します。
右側が各種インプットですが、この配置は初期物のみで、それ以降は下側に配置されてます。
上蓋を開けるとバンブルビーコンデンサーがオリジナルのまま付いてます。
(容量抜けは大丈夫かな?)
真空管はNEC製12AX7がついてました。
オクタルコンセントは右上についてます。
その下に見えるセメント抵抗が2Ω、10Wのものでこの抵抗を経由して
ヒーター回路に供給されています。
右上のオクタルコンセントのヒーター電源についている黒い逆サーミスタみたいな
3本足のものがダイオードみたいな整流のパーツなんでしょうか?
と、図-1のヒーター回路を良く見ると、図の右上にDUAL コンデンサーがついてました。
ということはC-8本体は整流回路が見えないので、AC6.3Vなのかな?
ヒーター回路は12AX7の4.5番がショートされ接続、そしてもう一方は9番に接続されてます。
そして、3本の真空管に接続されてます。
真空管のヒーター電源設計の参考HP
私のアンプ設計マニュアル / 基礎・応用編
12AX7のヒータは
4-5で12.6V(0.15A)、4-9、5-9で6.3V(0.3A)
電源が届くまでの間、DYNACO MK3の電源(現在PAM-1に接続中)を下の図のように接続してみようと思います。
DYNACOからのB電源の380V位あるんです。
MK3の実体配線図を見ながらやってみようと思います。
そのために、オクタルプラグ買って、今日届きましたので明日やってみようと思います。
イメージ 12
オクタルプラグ(国産品)
フロービスさんで購入
300円/個(もちろん2個購入)
オクタルプラグにヒーター回路、B電源の合計4本を接続して
DYNACO MK3とC-8を接続
DYNACOの整流管をはずして、またC-8の真空管3本を抜いて
まずはヒーター電源確認:OK
次にDYNACOの整流管を差込、C-8の電圧測定:OK
そしていよいよ音出しです。
C-8の真空管を差込み
入力のFMチューナーを接続して
テスト用SPを接続してDYNACOの電源ON
逆サーミスタがついているので、しばらく時間がかかります。
C-8のボリュームを上げていきます。
ところが、爆音ノイズ発生。ボリュームのガリなんですが半端な音で
はありません。ALTECでなくて良かったです。
DYNACOの電源を切って、ボリュームを数十回廻してガリを取ろうと
試みます。
電源ON やはりボリュームをいじると凄いノイズです。
シャーシー内部を見てみると、立派なボリューム(1MΩ!)がついています。
そこで、ボリュームを分解清掃できないか試してみました。
なんと凄い構造になっています。
こんなの初めてみました。
周囲の抵抗体の長さを変えて抵抗値を変えるんですね。
そこで、スタライスクリーナーをブラシにつけて何度も
クリーニング。
組み立てて、音出しです。
今度はガリはしますが、爆音はなくなりました。
でも、なんか痩せた音です。
ヒータ電圧を計ってみると、無負荷時が5.5V位(117V用を100Vで使っているため)低いのが、3本真空管の真空管だと4.2V位、2本の真空管だと4.8V位です。
いままでのプリ(DYNACO PAM-1)は2本の真空管でしたが、トランス自体のヒーター電源容量が足りないようです。(多分)
残念。
もう少し考えてみますが、MK3の電源を117Vに昇圧したいですが、以前カリカリ音がしたのでためらっております。
これからミニの車検なので出かけてきます。
帰ってきて、早速ボリュームを再分解。
そして、先ほどクリーニングした抵抗体部分にSETTENを塗って
そしてヒーター回路にあるリップル用?も2Ωのセメント抵抗をバイパス。
電源ON
ヒーター電圧は5.5Vまで回復
しかし、音が歪んでますね。
この歪みはヒーター電圧ではなさそう。
はて・・・・・・・・
そこで、困難を乗り越えていくのが男だと思い聞かせて
再挑戦
再挑戦-1:バリレラをGEのイコライザーを経由して
INPUT 4へ接続
→× もごもごした音
再挑戦-2:SPU-AEをJSのMCトランスを経由して
INPUT 1へ接続
→ × 音がでない。
GAIN調整をいじってもでません。
結構くじけてます。
再挑戦-3:再挑戦-2からINPUT 2へ接続
→○ 出ましたよ。
それも歯切れのよい音が
フィルターSWはまだ使い方が分からないので
全部上に上げて聴いてますが、低域が少ないような
気がしますが、楽しい。
聴けるINPUTは2しか今のところないですが
じっくり調整したいと思います。
→こちらから動画が見えます。
C-8発音だし.MOV
https://youtu.be/xJM5jLUOtes
ボリュームもゆっくり動かすとガリがでなくなりました。
フィルターの調整はむずかしそう
前の記事にws1*30 さんからアドバイスいただいて、恥ずかしくなりましたが、早速、やり直してみました。
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチをチョイスしました(昨日も聴きました)
再再挑戦-1:バリレラ VR-兇鬘韮鼎離ぅ灰薀ぅ供爾魴侏海靴
INPUT 2へ接続
→ 凄い(オーバーかな?)熱い音がでてきましたよ。
このアルバムはやはりこんなに熱かったんですね。
さて、本来のC-8のイコライザーを使って(まだ回路が分かってません)
再再挑戦-2: オルトフォンのモノ用カートリッジ SPU CG25DIをJSのMCトランスを経由して
INPUT 5へ接続(但し、入力インピーダンスを可変調整、コンデンサーはバイパス)
→結構凄い
JSのMCトランスでは昇圧比が高いため、歪み?が出てるような感じ。
再再挑戦-3: オルトフォンのモノ用カートリッジ SPU CG25DIをMCトランスを使わず直接接続。
→これは凄い(と思う)!
これは楽しい!
イコライザーは使い方が分からないが、段々楽しみがでてきたです。
まだまだ未知数のことがいっぱいありますが、楽しめそうです。
2014年追記
今日はMONOプリ遊び(Mcintosh C-8、Dynaco PAM-1)
- 2014/11/23
- 16:25
久しぶりに小屋裏オーディオルーム(最近ゴミ置き場になってしまいました)からモノラル用プリアンプを下ろしてきました。
Mcintosh C-8(以前使っていたときの写真)
Dynaco PAM-1(以前使っていたときの写真で上がプリ、下のメインアンプのMK3から電源をいただいてます)
しかし、このアンプ君達にはそれぞれ違った電源が別に必要なんです。
が、Mcintosh C-8はDynacoのメインアンプ(MK-3)のプリ用電源が使えるようにオクタルソケットのPIN配置を返還して見事使えたんですが、もちろんDynaco PAM-1には改造せずにそのまま使えます。
これも以前試しに使ってた時の写真ですが
電源はこのように別に送る必要があります、
但し、小屋裏から下ろすと言ってもメインアンプは降ろさないでプリだけなので電源が必要です。
そこで以前eBayでDynaco プリアンプ用電源(PS-1)を安価に購入してあったんですが、これを使ってみようとはじめて使うことにしました。
しかし、突然電源を入れたら(オークションで未確認品でしたし)電源が火を吹くかもしれないし、プリが壊れちゃうかもしれないので電源のテストをすることにしました。
ところが電源単体で電圧を測っても 「0V」ヒーター電源AC(DCでなくACです)6.3Vも来ていません。
ところが悪いことは重なるもので安物のデジタルテスターで交流電圧が測れないことが分かりました。(なにしろ壁コンセントに差し込んでも0V.)
そこでコンデンサー容量も図れるデジタルテスターを持ってきましたが、電池がなくなったか電源が入りません、
9Vの電池を交換しても駄目。(もちろん叩きましたが)
そこで昔買った日置のアナログテスターを探してきました。
ちゃんとAC電圧が測れます。 やはりアナログですね。(笑)
で測ったら電源には一切電圧がかっていません。
もちろんヒューズは確認して、真空管のヒーターがきれないことも色々。
さて回路図を見て、ここだよって分かる方はいるだろうとは思うのですが、私も回路図とにらめっこしてみました。
分かりました。
オクタルピンのNp.6とNo.7がプリアンプ側だと思うのですが、SW経由でONにしないとこの電源には電気が流れてなかったんですね。
さて今度はPAM-1を開けてSWがボリュームについてることを確認。
しかし、マッキンC-8にはSWはついてません。
??
とりあえず、DYNACOを接続して、電源をコンセントに接続してみたところ、プリのSWに関係なく電源が入ることが分かりました。
で、プリの電源ランプは点灯しましたし。電源の整流用真空管のヒーターもそしてプリの真空管も赤くなってきました。
我慢できず、モノ用のトーンアームケーブルは既にシステムセレクターに接続されてるのでセレクターからプリに入れて、プリアウトをまたセレクターに戻して、音がでるか試してみました。
モノアルバム を選んで聴いてみます。
出ました、出ました。 ちゃんと音が出ました。
電源は正常でした。 あーよかった。
そうそう、モノ用のプリやフォノイコで遊べるように昨日集成材(910*300*18)をこの日のために買ってきてあったんで、取り付けて其の上に載せました。
(後ろのCDプレイヤーを使えるように配置を考えないと。。。。)
この写真は先ほど撮りました。
カートリッジはGE バリレラですが、太い音でなってくれました。
そして、マッキンC-8がなるか試して見るとこれも大丈夫でした。
この電源アダプターはステレオ用にモノラルのプリを2台使えるよに出力が2系統あります。(つまりC-8が2台あるとステレオにもなるのです(笑))
こちらの方がプレイヤーのアースに敏感でアースを仮付しました。
音は1枚上で重心も下がっていい音です。
(ただ、C-8のイコライザー設定はいい加減なので追い込めば(できるかな?)もっといい音がでるんでしょうか)