近くの中古車ショップにアルファロメオ156 アルファレッドがおいてあったのでまた乗ってみたくなりました。(今年70歳になって高齢者ドライバーになったのに。)

 


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突然”アルファロメオ156”を買った時のことを思い出しました。
今でも156好きなんです。

 



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我が家ではジャガーの前はアルファロメオ156TS ロッソコルセという限定車を所有していました。

アルファロメオ156TSロッソコルセという300台?限定車の紹介です。

当時は体調が最悪で鼻の手術で入院する時期だったんで、あまり車にも興味がなく、気力も衰えていたのを家内が見かねて、家内は今乗っているジャガーが希望だったんですが、私がアルファに試乗して生き返ったみたいに元気になったので、アルファに決めてくれた経緯があります。

 

 (家内に感謝)

156の出会いを紹介

2002年4月そろそろ我が家のBMW323i(E-36)も大分乗ったし、E-36は318から乗り換えて2代目だし、新型も出てデザインも古くなって愛着が薄れてきたのでそろそろ次の車を物色することになった。
いつもは車の買い替えだともっと熱が入るんだけどA昨年から鼻は詰まるし、そのおかげで咳喘息になったりして体調は極めて不調だったので今ひとつのらない。

いつも購入するときは、比較表など作って支払条件や魅力度を比較するんだけど、今回もこんな車を比較していた。

 本命はBMW320Mテクニック,次に2000ccになった318M(新しくなって白がよく似合う、E-30も白が似合っていたのを記憶している)、次は全然趣の変わるジャガーXタイプ(ジャガーも安くなったものだ)、で最後におまけとしてアルファロメオ。
で、候補にあがった318Mについては、2度ほど試乗しているので私は結構気に入っていた。320の6気筒より318の4気筒のほうが頭が軽くって旋回性っていうのか、ハンドリングに好感が持てるんです。(エンジン音はちょっとガサツナ感じがしたような)

ジャガーについては、奥様がデザインが好きで試乗を2度ほどしたが、これだという感激は得られなかった。奥様は第一候補でしたが。
アルファについては、奥様が同窓会で久しぶりにあった友人から車を買い換えるんだったら一度アルファに試乗してごらんとの強い勧めがあったためなんです。

しかし、壊れやすいという評判のイタ車をそう簡単に購入する勇気はなかったが、デーラーの“アレーゼ横浜”が我が家から近いところにオープンしたこともあり多少不安も解消したため一応候補に上げることにした。

 で、アルファ初心者としてはインタネットで勉強する必要がありました。

 147というのは小さいし、価格からいっても156という車種がよさそうだというのがわかった。また156ロッソ・コルセ(意味がわからなかった)という、特別バージョンの限定車がることを知った、ただ特別にこれだーという印象はありませんでした。

 体調のことを書きましたが、其の年の5月に慶応病院で鼻の手術をすることになっているので、手術前に候補を絞ることにしました。
(購入後奥様に聞いたところ、私が手術するんで最後の希望をかなえてあげなければいけないかなと思って賛成していたんだそうだ。鼻の手術なのにね。

 で、一応最後の決定のために3デーラーを訪問することにしました。

 場所からいくと、まず横浜山下町にあるジャガーのお店、次は横浜市西区久保町(国道1号線沿い)にあるアレーゼ横浜、最後は日野にあるBMWというのが無駄のない順番なようでした。

 

 計画したとおり、まずはジャガーのお店を訪問した。営業マンさんがBMWとはタイプが違ってそして“まじめで誠実な”感じがして好感が持てた。ミニのこともよく知っていたし、それに下取りも予定金額だったのでなんとなく仮契約をしました。
けして車に凄い魅力を感じたからでないのがちょっと寂しかったです。(奥様は満足だったようですが)

 仮契約をしたのに、帰る途中にあるアルファのお店に立ち寄ることにしました。

 お店には1台の真っ赤な(アルファレッドというそうだ)156TSが飾ってありました。

 アルファ初心者としては勉強をしなければならないので、営業マンさんから知識を得ることした。この営業マンさん超イタリアンな感じでよく笑う。こんな営業マンがイタ車を支えているのかなと思ったりして、色々質問しました。

まず、

①私:故障はどうか・・・
営業マン:壊れますよって。初めてアルファを買いたいと思う人はまず最初に必ず質問するそうだ。
②私:TSの略は何?
営業マン:ツインスパークです。
私:オー、ツインプラグか、僕のBMWのバイクR100RSと同じだ。
営業マン:でも156ではここにあるのが最後でもうすぐ三菱 自動車から技術導入した直噴エンジンになります。
私:そうなんですか。(ぜんぜん知らなかった、インタネットではわからなかったな)
営業マン:TSの方がきっと楽しめますよ。それに在庫セールで相当値引きができます。(諸経費分はサービスできます)
ここまで、話しを聞いていると、興味がわいてきたので、お店に飾ってあった真っ赤な156について聞くと、昨日売れてしまったそうだ。(残念)
③私:他にどんな色が残ってるんですか?
営業マン:では在庫分しかないですが屋上駐車場へいきましょう。

※古い自動車用のエレベーターに乗って屋上まで上がる。
‘こういう荷物用エレベータにお客さんを乗せるのは法律違反なんだけど“

 家内と一緒に見るが気に入った色がない。営業マンさんは“売れ筋の色はみんな売れてしまった”そうだ。(こんなイタ車なら欲しい気持ちも薄れるな、イタ車は真っ赤で派手なほうがいいな)

私:ところで試乗したいんだけど 営業マン:申し訳ありません。在庫限りで試乗車はないんです。形は小さいですけ、147なら試乗できます。 私:エー、無いの?、じゃー147に乗せて下さい。(まだ冷やかし気分) お店の前に止めてあたた147に試乗することになった。 営業マン;この車はセレスピードといってフェラーリに使われている、マニュアルミッションをオートマチック的に自動でギアチェンジできるものです。 私:昔あった電磁クラッチみたいなものだな。 おっ。タコメーターを見るとレッドゾーンは7000rpmからだ。これは興味をひかれるな。 ※スタートする。慣れるまで最初はゆっくり走ろうと、走り始める。 ※なんか、軽く回るエンジン。音がいい。バルクヘッド越しに聞こえる音がいい。とてもいい。久しぶりにわくわくしてきた。 私:営業マンさん、高速代払うから高速に乗ってもいいですか?(BMWだったら向こうが払ってくれるが、アルファでそんな儲かってるようには見えないので払う気持ちになった) 営業マン:いいですよ。 ※保土ヶ谷永田町料金所から入ることに。良し、久しぶりにスロットルを踏み込んでみるかなって、料金所を抜けると合流地点までフルスロットル。 気持ちいい!!。何これ。


今まで味わったことがないような気持ちよさ。
こんな気持ちいい車があったんだー(注:私が知ってる範囲です)。
私:あれ、ギアチェンジ忘れてたけど、シフトアップしてるぞ!。(cityモードでなくマニュアルモードで走っていた)
営業マン:7000rpmを超えたんで、自動でシフトアップしたんですよ。
私:そうか、7000rpmも回っていたんだ。シフトアップするのを忘れてた。
※大黒PAまでの短い試乗だったが、十分堪能して、もうこの車以外買う気がなくなった(といっても欲しいのは156何だけど)。
で、お店に戻って営業マンとの会話。

私:凄く気に入ったんですが、他のデーラーさんにはレッドはないんでしょうか?
(足元も見られるので、気に入ったそぶりは見せないのがいいんだけど)
営業マン:残念ながらありません。
私:・・・・・・・ ・
※しばし、うつむく、そして思いつくことがあった。
私:ところで、昨日インターネットで見ていたら、ロッソコルセというのがあったね。(これって結構派手な車だった記憶がしたが)
営業マン:あれですか。駐車場に1台置いてありますよ。
私+奥様:見せて下さい!!
※駐車場に行ってみると、あるある。車高が低くって、かっこいいフロントスポイラー、とリアのスポイラーが物々しい。けど、かっこいい!


ホイールも真っ白なスポークでこれもいい。

私:試乗はできるの?

営業マン:申し訳ありません。販売用なのでできません。

※以前どこかのデーラーさんで置いてあった車の試乗ができるかときいたところ、仮ナンバーを取り付けて試乗させてくれたのに驚いたことがあります。
これもしかして新車扱いで販売するんじゃないかって心配したんですが、これを聞いて安心しました。
※家内がこれならまた青春が取り戻せるわねって(手術を前にしていたので多分に元気付けの意味があったそうです(後で聞いた話ですが))。

最終的に購入の決断は私の鼻の手術が終わってからにして、退院後に家内と一番乗るだろうと思われる息子に家の近くを試乗してもらい意見を聞くことに。

息子は即お気に入りになり。奥様はセレスピードが坂道にはクラッチが切れてずり落ちてくるのを知って、急に購入意欲が薄れてしまったようです。
が、イタリヤンの営業マンの魅力に負けてか、購入してもよいことに。
早速、自宅で契約。奥様に感謝の気持ちからナンバーは奥様の誕生日と同じ番号の0522を注文。(我が家に納車になって気がついたんですが、ナンバーって0はなくて“・522”でちょっと残念でした。)