クマさんのPAS-3Xのレストア記事でフィルムコンデンサーの極性の調べ方を紹介してたので、私もさっそく実験してみました。

デジタルテスター(AC 200mVレンジ)で試してみましたが、測定できませんでした。


そこで、30年以上前にKT88PPアンプ作成時に購入したミリバルがあるので、使ってみました。

電源を入れると、コンデンサーの極性チェック用では精度も不要でしょうしOKなようです。

WEBを念のため検索してみたら、ザ:キット屋さんのブログがヒットしました。

 

フィルムコンに極性はあるか?


少し紹介させていただきます。
マランツオリジナルのオレンジドロップ、マッキンオリジナルのブラックビューティーには巻き終わり側にラインが入っており。

被測定体のリードの両端にミリバルを繋ぎ被測定体を指で挟むと人体による誘導ノイズが発生し、その値が電圧で表示されます。今度は被測定体の両端の接続を反対にすると雑音レベルが変動する事を確認します。雑音レベルの高い方のHOT側(ミリバルのプラス電極が接している方)が巻き終わり(ハイインピーダンス側)となるのでマジックでマーキングを施し、カップリングであればマーク側を入口(高圧側)に向けて取り付けます。

キット屋さんの最初の記事にある
『マランツオリジナルのオレンジドロップ、マッキンオリジナルのブラックビューティーには巻き終わり側にラインが入っており。』


もう1件ヒットしました。

SOUND DENさんのコラムに詳しくでておりました。


 

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まてよ、そういえばPAS-3XのBLACK CATも白い帯がついてるのを思い出しました。

レストア前の写真を見たらありました。
ダイナコもマッキンやマランツと同じ極性管理してたんですね。
(無知は恐ろしい!)

 

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残念なのは先日交換したコンデンサーを極性合わせをしなかったことです。
(違いがわかるかわかりませんがこだわりは大事ですよね)


で、試験をするのに2種類のオレンジドロップを使いました。

1つ目(写真の右側)は黒い帯マークがあるもの。きっとこれが極性管理されたものだと思います。

2つ目は帯の無いものです。

(ピンボケで失礼)

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帯のついている方に赤いワニ口を接続して、指でつまむと針が振れています。

 

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反対に接続してみると、指でつまんでも針はふれません。
 

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で、黒い帯があるほうが巻き終わり側なので高圧側に持ってくる分けですね。