ザ・大和なでしこ -30ページ目

音で支えあった、神戸と仙台の中学生の物語~玉津中学と八軒中学~

もうすぐ、1.17が、やってくる。
今年は、毎年の重みとはまた違ったカタチとなりそうで。

震えて立ち止まって、悲しみ、ただただ何かに批難しているのは
もしかしたら大人である私たちだけではないだろうか、と、思わずにはいられない。

子どもたちのココロは、強かった。感動した。

とある、神戸と仙台のあたたかくてたくましい音の交流物語を垣間見させていただいた。


3.11東北大震災が起こった。 

神戸にある玉津中学の吹奏楽部の部員たちは、
「今私たちに何ができるか」を考え、チャリティー演奏会を立案。
1年間を通して継続的な活動を行いたいとの学生の強い想いに加え、
誰かのために、の誰かを「目に見える支援先」と希望していた。

そのころ・・・ 
震災の影響で、吹奏楽と合唱の全国大会を断念し、避難所である体育館で唄い
被災した方たちを励ましていた中学生たちがいた。
それが、仙台の八軒中学の部員さんたちである。

神戸市の公式ツイッターを通して、八軒中学生の情報を知った玉津南公民館の館長さんが、音楽活動が盛んな両校の共通点を引き合わせ、交流が始まったそうだ。

そして玉津中学校は、現在までに数回のチャリティ演奏会を行い、集まった募金で支援を行ってきました。彼らの熱心な想いは、八軒中学校に向けてのエールとなる歌「充(みち)」になっています。

あれから、2011年の秋
神戸マラソンの開催イベントに神戸市が八軒中学の学生さんを神戸に招待することになった。
そして、音で交流を続けてきた生徒さん達の強い希望で、はじめて顔を合わせるという、交流の機会が設けられました。

神戸新聞NEWSより


そこで観たものは・・・
両校の交流と、互いの想い詰まった歌の交流。
子どもたちは、始終笑顔でした。
もっとこう、ドラマティックにどん底の悲しみから這い上がったような・・・
そんなメディアに踊らされそうな感動を、期待していたのは、きっと大人で・・・

子どもたちは、もう、とっくに、もっと先を見て、満面の笑みでキラキラしていました。
十代半ばの、少し恥ずかしそうな対面と、ちょっと大人を意識したような丁寧な敬語と。

ただ、なんどもなんども唄ってきたであろう、それぞれの想い詰まった東北と神戸の合唱に耳を傾けた瞬間からは、周りに居た取材陣や講師、おとなな私たちは、いとも簡単に泣かされてしまうわけですよ。

弱虫なのは、きっと、おとな。

カメラが、震えました。

神戸市公式HPより 交流会の様子 

最後まで、元気にエールを送り続ける、神戸のチカラ。


何年後かに、来るであろう。
彼等は、当時の写真を見て、思い出してどんな言葉を伝えてくれるだろうか。