bar NELZU~最終章~
現在朝4時。
さっきまで、カボ通信をセカセカと作っていた。
手元に届く人には、きっとわかってもらえるだろう。
そんな折に、電話やメールが次々と鳴りやまない。
『なんで、おらへんの?』
『なんで来ないの?最後やんか!』
『あんたがおらな意味がない!』
『あんたがおらな店閉まれへん!』
と、まぁ、酔っ払いの半ヤカラである。
今日はbar NELZUの最後の日。
そんなことぐらい、わかっとるわ。
私は、とにかく頑固である。
“もう行かない!”と、あの日 決めたのだ。
最高の日だった。最高のテンションだった。
私が今、そこに居ても
何も楽しませられない。
いつものあのテンションは
もう、できない。
bar NELZUは、私のすべてだったのだから。
何百人ものひとが、そこに集ってきてくれている。
私はそのことを耳にしただけで十分うれしいのだ。
私は、、本当に頑固である。
なのに、今はどうしようもなく
さみしい。
弱い人間ですね。
素直じゃないですね。