それでも懸命に生きていくとそう決めた。足元を震わせる不安や、拭いきれない後悔が消えたわけではない。けれど、冷え切った指先を温めるような小さな光を、自分だけは見捨てたくないのだ。
不器用な歩みでもいい。誰かに誇れるような劇的な変化などなくてもいい。今日という日を丁寧に咀嚼し、吐き出した溜息さえも道標に変えて、私は私の人生を肯定し続けようと思う。世界がどれほど不条理でも、この心臓が刻むリズムだけは、他ならぬ私自身のものなのだから。