エンドウのDD51を引っ張り出して…分解し…軽く点検… | サイド7に単身赴任…

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サイド7から…MSやら鉄道模型…パソコンに…飛行機…
古いクルマのお話しをいろいろと…と…言いながら…
クルマのお話し…していません…そのうちしようと思いつつ…
今度は…自転車のお話し…ばかり…です…。

当鐵道の非電化区間の主力は蒸機…
ですが…その陰で頑張るのは…
内燃機関の…ディーゼル機関車…
 
その中で…大型本線機のDD51は…
KATO(関水金属)と…Tomix…
それと…エンドウのカマがおります…
 

▲当鐵道のエンドウ製DD51…単品の3輌を…今回は軽く整備する事に…手前は加工車輌…
 
エンドウ製DD51は…総数4輌…
単品とブルートレインセットに含まれるカマが…
そのうち…単品の3輌を久々に引っ張り出して…
潤滑油が切れているので…その軽整備を…
 
当鐵道に所属しているエンドウのDD51…
車両セットと単品の1輌は…
原型のまま…連結器のみを更新したカマ…
 
また…
 
もう1輌の一見…原型のようなカマは…
車両のキモである…車体フレームが…
真っ二つに折れてしまったモノを…
なんと…接着にて修復…復旧させたカマ…
 
▲整備の為に車両を分解…まず車体をごっそり…運転台前後部分を少し強く摘み…引き外します…
 
そして…
 
残りの1輌は…車体の表面…
塗装がボロボロに禿げていたので…
その塗装を剥離し…再塗装し再生したカマ…
その時…何を思ったか…
ただ忠実に修復…再生させず…
ホンの少し…手を加えてみようかと…
 
真鍮線で手摺りを追加してみたり…
シール表現だった車体の白線を…
デカール貼り込みへ…工法を変更して…
これもついでに…
正面部分の白線回り込みに手を加え…
ヘッドライト周りの白線を整えて…
と…手直しをしてみたものの…
仕上がってみたら…ちょっと…
妙な風体になってしまったカマ…
 
▲外した車体裏側…運転台前後4カ所に設けたツメで…車体フレームに嵌め込み固定しています…
 
さて…これら…
エンドウ製DD51の軽整備の為に…
まず…車両の分解を行います…
 
このエンドウのDD51の分解は…
KATO(関水金属)のカマとは対照的で…
とても簡単…単純な構造…
 
まず…
車輌ボンネット部分の…前後運転台近くを…
少し強く摘んで…ジワリと上へ引いて行くと…
車体側の…計4箇所に設けられた…
組み付け用の爪が外れて…
車体と車輌フレームに分離できます…
 
▲3輌すべての車体を分離した状態…この車輌の形状から想像できる…判り易い構造のカマです…
 
車体を外したフレーム状態になると…
このカマの構造が一目で判ります…
 
フレームの中央部…運転台部分には…
筒型…俵型の両軸モーターが収められ…
その…前後のモーター軸には…
スプリングを介したウォームギアが取り付けられ…
動力台車内の第一ギア…メインギアへ接続…
そこから…前後動輪ギアへ動力が伝わって…
動力台車の4軸で駆動する構造となっています…
 
▲ウォームギア抑えは金属製…その下の穴は動力台車に圧入された…車体フレームへの固定軸…
 
モーターは…
十字型の金属製モーター抑えで…
車体フレームに引っ掛け取り付けられており…
前後ウォームギア部分のギア押さえ板を…
外したうえでモーターを軸ごと取り外せます…
 
動力台車は…
車体フレーム前後ウォームギア抑えの…
ちょうど下部分に見える穴より覗く…
金属軸があるのですが…
 
それが…
動力台車へ圧入された固定軸なので…
その金属軸を細い精密ドライバーで…
押し出し…抜くと…
動力台車がフレームから分離します…
 
▲十字型のモーター抑えは嵌め込み…ウォームギア抑えはネジ留め…ライトバルブは垂直に配置…
 
このカマの…モーターへの通電と…
ヘッドライト点灯用の配線&バルブ(電球)は…
車体…車体フレームではなく…
車体フレーム下に小ネジで取り付けられた…
プリント基板で行われる構造…
 
車体フレームのボンネット端部付近にある…
真鍮のマイナス小ネジを緩めると…
デッキ手摺部分を外す事ができます…
 
更に…
車体フレーム裏側のプラス小ネジ…
それが…通電•ヘッドライト用基盤を…
固定している小ネジなので…
その小ネジを2本…外し…
中間台車のネジを緩め…外す事で…
車体フレームから通電用プリント基板を…
分離…分解でき…各整備が可能になります…
 
通電用プリント基板には…
ヘッドライト点灯用の配線とバルブ(電球)も…
合わせて組み込まれていますので…
通電用基盤を外せば…そのまま…
ヘッドライトユニットも外す事となります…
 
▲車輌裏側を見ると…通電用のプリント基板が見えます…中間台車部分に”エンドウ”の抜きが…
 
この…
通電&ヘッドライト用プリント基板には…
中央部分に…”エンドウ”…と…
エッチングで通電配線が抜かれており…
遊び心というよりは…その部分で…
製造メーカーの刻印…エンブレムとして…
誇示しております…
 
動力台車は…
台車底の部分に…プラスの小ネジで…
台車枠と内部フレームが…
組み合わせ…固定されており…
小ネジを緩め外す事で…
動力台車を分解する事が出来ます…
 
▲このエンドウのカマ…DD51の初期型のような風体なところも他社製のカマにはない魅力です…
 
今回は…軽く清掃を行い…
潤滑の為の注油を施すだけ…
 
軽整備なので…
一連の作業が済んだら…
逆の手順で車輌を組み上げ…
試走を行い…動作確認をして完了…
 
実車は…どんどんと…
その数を減らしている…
準絶滅危惧種…
せめて当鐵道…模型の世界では…
いつまでも現役で運用したいものです…。