**ふゆのまほう。あとがき**

私は小さい時団地に住んでいて、
団地は煙突もないし、
窓は開け閉めするときは
必ず『ガタガタッ』と音がするし、
私の家のカギを持っていない
サンタクロースはどうやって
プレゼントを置いてってくれるのだろう??
不思議で不思議で
仕方ありませんでした。
でも、ちゃんと、
クリスマスの朝にはプレゼントが置いてあるし、
クリスマス近くになると、
サンタクロースへの手紙を母が預かって、
『サンタさんに出しておくね。』
と、言う。
『お母さんはサンタさんの住所を知ってるのか~』
ってそれも不思議だった。笑
でも、小学生の時、
サンタクロースの存在に
怪しさを感じ始めた私は、
『サンタさんなんかいないんでしょ!?』
と、親を問い詰めました。(←笑)
そしたら、
『うん、いないよ』
と答えが。。。
分かってたけど、
本当の事を聞いて
割とショックだったのを
覚えています。笑
でも、信じていれば
きっと居ます。
居るって思ってたら、
居るんです☆
ステキなクリスマスに
なりますように☆.・:*゚★ミ

**ふゆのまほう。3**

外に出ると、
妖精たちがパーティーをはじめていました。
大きい木の切り株のテーブルに、
飲み物や食べ物が
ならんでいます。
ふわふわ粉雪のケーキ、
カップには、あったかそうに
ホカホカゆげを上げる
ミルクはちみつ。
キノコの盛り合わせ。
木の実のタルト。
お皿やカップは全部氷です。
でも、不思議なことに
全然とけたりしません。

オレオも妖精たちと
パーティーを楽しみました
妖精たちのごちそうは、
どれも冷たくてあったかい、
不思議な味。
どれも美味しくてオレオは
たくさん食べました。
食べたあとは
妖精たち達と雪の積もった木に
飾りつけをしたり、
雪だるまを作ったりしました。
するとどこからか
『こらこら、
こんなに夜遅くまで遊んでちゃだめだよ』
と、オレオに誰かが優しい声で言いました。


