今回の読書記録。

1冊目は
「スマホを落としただけなのに」
映画化されましたねニコニコ
便利な世の中になったけど
スマホとかパソコン怖〜と思いましたガーン
下矢印

2冊目。
「誰も僕を見ていない」


2014年、埼玉県川口市で
当時17歳の孫が
祖父母を刺殺し金を奪った事件。

当時ニュースで観たのを
覚えています。
自分の欲のために身勝手に祖父母を
殺害したのかと思っていたんですが
少年の過酷な境遇があったようです。


両親の離婚、母親に引き取られ
母親はホストと再婚。
その後女の子が生まれました。
そして家族でラブホテルに泊まり
生活費が尽きると敷地内にテントを張ったり
野宿をしたりする生活が2年以上。
家も住所もなく小5からは
学校にすら行っていない
「居所不明児童」だったそうです。
年の離れた妹を親代わりに
育てていたのも少年でした。

少年はその間、両親から
身体的、心理的
性的、ネグレクト(育児放棄)の
虐待を受け
親戚などに金の無心をさせられていたと。

本当にこんな事があるのかと
衝撃でした。
自分が気づいていないだけで
身近にもこういう子がいるのかもしれない
人ごとではないのかもと
思ってしまいました。


でも何かおかしい、もしかしてと
思ったところで
自分に何ができるんだろう。
何をしたらいいんだろう。
そもそも何かできる勇気が自分に
あるかな…


考えさせられる一冊でした。