雨ジミの除去
今年に入り新しい展示車が仲間入りする事になりました。
クルマの詳細は後日改めてご案内いたしますが、昨日は展示場への展示に先駆けて「内外装の仕上げ作業」を行いました。
基本的にMINIに乗っている人はクルマを大切にされる方が多いので、中古車といえども程度の良い車両が多いのが特徴です。
今回入庫した車両も内外装ともに大きな傷やへこみも無く、比較的状態の良い1台でした。
ただ、1か所だけ気になる点が有りました。
それはルーフに付いた「雨ジミ」です。
画像では判りにくいかも知れませんが、黒いルーフの全面に白いウロコ状の雨ジミが付いています。
雨ジミの原因となるのは雨水に含まれる「酸性成分」や「化学物質」と言われています。
また水道水にも塩素やカルシウム・マグネシウム・ナトリウムなどが含まれており、これらもシミを作る原因となっています。
ボディが濡れるたびにキレイに水分を拭き取ればシミの付着は防げますが、現実的には難しく、ほとんどのクルマに良く見るとこのようなシミが付いています。
特に今回のクルマはルーフが黒だったのでこの「雨ジミ」が非常に目立つ状態でした。
この雨ジミを除去する専用のケミカルが量販店などで多数市販されていますが、今回は一番シンプルにコンパウンドを使用しての除去を行いました。
今回使用したのは「超微粒子のコンパウンド」と「電動のポリッシャー」です。
下準備として最初にモール類をマスキングしたら作業開始です。
磨きすぎると塗装面を傷めてしまうので、除去具合を確認しながら慎重に作業を進めます。
磨き始めて2時間ほどで・・・
かなりキレイな状態になりました。
良く見ると細かなシミが残っているようですが、最初の状態に比べるとその差は歴然です。
これ以上の仕上がりを求めるには「磨きのプロ」にお願いした方が良さそうなのでこの辺で作業完了です。
※コーティングを施工してある車両にはコンパウンドの使用はお勧め致しませんのでご了承ください。
なお今回の新しい展示車の詳細は近日中にご紹介致しますので楽しみにしていて下さい。



