彼から突然の呼び出しに
戸惑いと不安で何度も読み返した
逢いたいという日までまだ5日
何て返信すべきか迷っている自分
もう踏ん切りをつけたはずなのに
あの日から半年経って
ざわつく気持ちは彼も同じなの?
ワンピースにしようかラフなジーンズ
何を着ていけばいいのか
リップはどれにしようかと
想い出を手繰り寄せて浮かれてる鏡の中の姿
週末はいつもこんな気持ちだったのに
友達と映画の帰りに見た光景
彼が彼でなくなった瞬間の表情を
友達に悟られまいと大声ではしゃいだ夜
涙で幾多の星がにじんで見えた
会ったときはどんな言葉をかければいいの
彼の顔をまともに見る自信がない
友達に相談しても
いつも通りでいいじゃないって軽くかわされる
いったい何故?と聞きたい本心
聞かずに過ごせればどんなに幸せか
やっぱり逢うのはよそう とうそぶく気持ち
光の向こうに秋いろの髪が
一瞬で彼だと気づいた
もうときめきを隠せないから
スマホに目を落としてごまかしている
近づく彼の靴音に耳を傾け
いつ顔をあげようかと時を伺う
急に彼が私の手を取って
無理やり開いた掌に
私の部屋の鍵を握らせて
無言で去って行くんだと思ったら
新しい彼の部屋の鍵だって
またやり直そうよと
いきなりのキス
振り回されても彼が好き




