最近、開発の状況をブログでご報告出来ませんでしたが…
サボってたわけではありませんよ(笑)
ちゃーんとヤル事はやってます。。
なのでー
今回は簡単に開発状況をご紹介ッ。
さて、画像は以前のブログでもお伝えしたR56シリーズ用のターボキットですが、実はコイツがなかなかと苦戦をしておりまして、単純にサイズアップしたからといっても期待する様な効果を得られません。
原因は賢いDME制御の為で、装着当初に”おっ!”っと笑みが溢れるような効果が体感出来ても、各センサーからのフィードバックによりしばらくすると…”ん!?”っと首を傾げるような効果になってしまいます。それだけならまだ良いですが、場合によってはエンジンチェックランプが点灯したり、とても気持ちよく走れたもんじゃありません。
しかも!
この症状が、“常に。”の時もあれば、“しばらくしてから。。”との時もあるし、“ある状況下において。。。”という時もあるので結構複雑。。
じゃーDMEの制御をもっと工夫すればとも思うのですが、コイツも一朝一夕には出来るわけではなく、ボクたちもサーキットやストリートでのテストで約1年以上の時間を費やして、ようやく理解しているという状況。あと一歩のところまで来たという感じです。
ちなみに世間は星の数程存在するDMEのマップチューニングですが、正直オーナーの皆様にはなかなかとその違いが理解出来ない部分が多いと思います。それもそのはずで、目指している理想が非常に近しい所にあるからなんです。
では、何が違うのか…
その答えは、その理想に対するアプローチの仕方です。
アプローチとは簡単に言うと料理と一緒で、美味しいカレーの作り方にも色々なレシピがあるよに、与えられた素材の中でいかに旨味を引き出して理想とされる味にするのか!みたいなところです。
もう少し分かりやすく言うと…
味の決め手となるカレーのルーについて、美味しい出来合いのカレー粉をそのまま使用することもアレンジすることも出来るし、スパイスを独自に調合することからだってルーを作ること出来きますよね。また、スパイスを調合する場合でも参考書を基にある程度のレシピから作る事も出来るし、相応の勉強を行い独自に多くのスパイスの種類を理解してからレシピを作ることも出来るわけです。
なんとなくイメージがわきましたかね!?
ということで、ボクたちはスパイスを勉強するという、とーっても時間はかかるけど、出来上がりは理想どおりになり、且つ仮になんらかのトラブルがあっても自分たちで作ったレシピなのでいかようにも調整出来るだろうという方法でDMEのマッピングを行なっています。なので、単に“ブースト圧”と言っても、調整しているパラメーターは単純にそのターゲット値の変更だけではなく、その要素となる部分もしっかりと変更してバランスをとっていくんです。
無論、先ほどのスパイスの話しと同様で、このパラメーター全てが親切に何処かの参考書に記載されているモノではないので、時間をかけてのテストを繰り返し行なって解析して来た積み重ねによる、いわば財産とみたいなモノですね。
おーっと。。話しが随分と逸れてしまいましたが、本題に戻るとターボキットのテストは今後も進めてまいります(笑)肝心のターボチャージャー本体も様々なサイズや形状違いで既に3パターンの準備が整いましたのでマッチングを含めて方向性を模索したいと思いまーす('-^*)/