ステアリングモニター | “GIOMIC”ジオミック/パフォーマンスサロン
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先日の『BMW MINI Trophy 2010』での走行を行なったR53テストカーは“電動ファン”のトラブルにより水温が異常上昇してしまい、1アタックも出来ないままに走行を終える結果となってしました。弊社がテストに利用しているホームコースの“スパ西浦モータパーク”ではR56テストカーに迫るポテンシャルを発揮しているだけに“富士スピードウェイ”での走行結果を楽しみにしており、フレッシュタイヤの準備までをも行なっていたので本当に残念で仕方ありません。しかし、更なるテストメニューを行なう為に、現在車両は埼玉県にある“G-CLIBM 様”に入庫させて頂き、渋江社長ご自慢のスペシャルエンジンを試させて頂く準備を行なっております。以前よりお話を頂いていた弊社車両を用いての走行テストという事で、エンジンスペック等についての全ては社長にお任せ状態ではありますが、きっと素晴らしいモノに間違いはありませんので早くも完成が楽しみです。こちらのテストを状況はもちろん当ブログでもご紹介しますのでお楽しみに。

さて、写真は今回のアップデートによりR53テストカーに装着されたAim製のステアリングモニターです。以前のブログでもR56テストカー用にてご紹介したことがございましたが、簡単に説明すると必要な情報を任意でひとつのディスプレーに表示出来るマルチメーターといったところでしょうか。しかも、通常はセンサーなどの取付けが必要となるのですが、こちらのモデルではCAN通信を利用していますのでECUに入力されている純正センサーの数値を表示するが可能となる為、モニターだけの取付けで最低限必要な項目を表示する事が可能です。また、ラップタイマーや簡易のロガー機能もありますので後にPC等で解析ってなことも出来る優れもなんです。

ちなみに、確かスタッフ田村のブログでも以前にご紹介いたしましたが、R50シリーズの純正水温計の精度が悪く正しく表示をしていないケースがございます。実際、今回の富士スピードウェイでの走行時に発覚した水温の異常上昇もこちらのメーターのワーニングランプ(125℃に設定)により確認しピットに戻り症状が発覚しました。その時の純正メーターはというと平然と100℃付近を示している状態。温度管理の大変な車両であるにも関わらず困ったものですよね。。

こちらのモニターは汎用製品となる為、メーカー様からのパッケージには取付け用ステー等は付属しておらず、コックピットの雰囲気を崩さずにどう取付けを行なうかを迷いに迷ったあげく、ドライカーボンでBMW MINI専用のマウントステーを製作してステアリング部分へのインストールを行なっています。選択ギア表示やシフトインジケーター機能もある為、ステアリングにマウントされた姿はフォーミュラーカーを彷彿とさせます。完成された内装だけに、手を入れるバランスの難しいコックピットではありますが参考にしてみて下さいッ♪

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