本日は普段よりお世話になっている“NEEZ名古屋 様”とともに早朝より愛知県を出発し、富山県にあります“TAN-EI-SYA 様”へと行って来ました。ご存知のとおり弊社でも鍛造製ホイールの製造を依頼しており、今回は塗装を含む表面処理についての技術的な面のお打ち合わせと工場見学をさせていただきました。
さて、写真2枚目にあるは“TAN-EI-SYA 様”自慢の8000tプレス鍛造機になりますが、初めて現物を目の当たりにし、何といってもスケールの大きさに驚きました。機械本体は5F建てのビル位の高さがあり、使用されている“鍛造型”もかなり大きなもの(2m四方のモノまであるようです。)で、そこから造り出されるホイール1枚1枚がとても小さく感じられる程なんです。。
以前のブログでもご紹介しましたが、鍛造ホイール製品にも大きく分けて2通りの製造方法があります。1つは、ディスク面を含む製品型を造って鍛造工程を行ういわゆる“型鍛造”。もう1つは“TAN-EI-SYA 様”にて採用されている製法で、インゴットをディッシュ状に鍛造しディスク面は機械加工で削り出すというものです。製造方法により当然それぞれ一長一短がございますが、後者のメリットはなんといっても“真円度”と“ホイールバランス”ではないでしょうか。また、鍛造工程だけではなく、スピニング加工(写真3枚目のように熱を加えながらリムを形成して行きます。)の後に行う“熱処理”(焼き入れ)も重要であり、過去の経験を生かした非常に細かな温度管理の基で慎重な作業を行っているとの説明を受けました。
こうして取り扱う様々な製品の製造現場に実際に足を運び、現場の技術者と直接お話をさせて頂く事は、今後の製品を造り出す上での多くのヒントになるとともに、皆様に安心しておすすめ出来る製品であるということの確認に自信が持てます。
日本が誇る技術力は本当に素晴らしいものばかりです。今後もその技術力を存分に活かした商品のご紹介が出来るように勉強を続けたいと思います♪
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