“BMW MINI Trophy 2010”について | “GIOMIC”ジオミック/パフォーマンスサロン
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今月28日(日)に開催される『BMW MINI Trophy 2010』。参加申込みについてのお問い合わせを頂いており“サーキット走行前点検”を実施させて頂いておりますが、皆様から頂いたご質問より特に多かったブレーキ及びタイヤについて、私の気付いた部分を簡単にご説明を致します。

【ブレーキについて…】
走行されるスピードレンジにより異なりますが、メインストレート約1.5kmを誇る“富士スピードウェイ”では車速は約200km/h以上に達します。ギヤもマニュアルであれば6速に入ったところから1コーナーに向けて2速までシフトダウンを行う状況を考えると、素直に“ブレーキパット”及び“ブレーキフルード”の交換をお勧めします。また、300R 後のヘアピンでは1コーナー以上にブレーキを酷使することになり、高速サーキットとといわれる中でもブレーキには厳しいコースレイアウトとなっております。

もちろん費用の問題もあるとは存じますが、皆様の安心を考えると最低限“ブレーキフルード”の交換だけでも準備をお願いしたいというのが正直な思いです。ノーマルパッドでハードブレーキを繰り返した場合の温度上昇は想像を上回るものでレーシングパッド装着車両に比べても“フルード沸き”が起きる可能性が非常に高くなりますので是非ご検討下さい。なお、レーシングタイプのフルードは、一般的な規格のものに比べてライフが短い等のご心配がある方も多いかと思いますのが、弊社でお勧めします“ENDLESS製 RF-650”については、純正のフルードと同等のロングライフを実現していますのでご安心ください。

*ENDLESS製ブレーキフルード“RF-650” ¥3,150(TAXin)
*参考作業時間 約1時間

【タイヤについて…】
弊社では、銘柄や残り溝があるかどうかだけではなく、タイヤのヒビ割れやトレッド面の異物等の点検を中心に行っております。また、走行する上では“空気圧”も重要な要素となりますので事前の調整をしっかりと行うことをお勧めします。なお、空気圧については“冷間時”と走行による発熱後の“温間時”では当然変化してきますので、走行直前に再度チェックすることも大切となります。さらに、忘れてはいけないのが“ホイールバランス”です。一般道を走行する際にも言えることですが、ハンドルブレの原因だけでなく、ハブキャリアに与える影響もありますので気になる方はご相談下さい。

*ホイールバランス調整 1,050円/1輪
*参考作業時間 約0.5時間

以上。簡単ではございますが、走行をご検討されている方の参考になればと思います。また、当日は皆様が安心してサーキット走行を行えるように弊社では“サービスカー”を利用してのデリバリーPITサービスを予定しております。エア調整やホイールロックサービスをはじめ、テスター診断から調整まで可能な限り対応したいと思いますので、お気軽にご相談ください。

さて、写真はサーキット走行時のラップタイムを車内で確認することができる『LAP-SHOT』というアイテムです。“富士スピードウェイ”では“スパ西浦モーターパーク”などとは違い、コントロールタワー通過後のラップタイム表示はありませんので、ドライバーとしては走行後に配布される“ラップチャート”にて初めてタイムを確認するということになります。これでは、せっかく頑張って走行しても『前の周回と今回の周回はどっちがタイムが良い??』ということが走行終了まで分からない状態となっていまうので、気持ちの上でも張合いがありませんよね。

そんな方にお勧めなのがこのアイテムです。コースに埋設された、磁気センサーを利用してコントロールタワー通過後すぐに100分の1秒まで正確に表示されます。取付けも簡単で“マグネットセンサー”だけは車両の地面に近いところ(具体的にはサイドステップの下のあたり)に固定する必要がありますが、本体は電源を取るだけでOKです。無論、シガーソケットからでも電源は取れますので、普段は閉まっておいてサーキット走行時だけセットアップということも可能です。

車内で確認出来るだけではなく、履歴として記録されたデータはPCに転送してエクセル等で一覧表にすることも可能ですので、サーキット走行毎のスコア管理などにも役立ちます。今後、サーキット走行をご検討されている方にはお勧めの商品です。

*AVCO製 LAP-SHOT 21,800円(TAXin)
*参考取付時間 約1.5時間