グランドオープンの準備は時間との戦いとなり、気ばかりが焦る日々を送っております。最近、個人的には残念な話や事実の発覚も多いのですが、業界の先輩方から嬉しいメールや頼もしいお話を聞かせていただきながら、一歩一歩、夢の実現に向けて進めようと考えています。
昨日も同世代で頑張っている社長様のところに長々とお邪魔してお話をさせていただく機会がありましたが、先まで見られた会社の舵取りには毎回驚かされます。こうして近くに気軽に相談できる、信頼のおける方がいるという事は本当に恵まれていますよね。小さなことで悩んでいないで、多くを吸収しながら、今後のお店のあるべき姿を具体化しようと思います。
さて、『筑波スーパーバトル』も終わり“R56”は、再びセットダウンに入っております。思い返せば、初めての“筑波サーキット”テストは、7月“SRE-Pro”のシェイクダウンの際でした。この時は主に“ターボキャタライザー”と“LSD”の装着で、タイム的にはベストが1分8秒5。その次のテストは、DMEとサスペンションセットアップも大幅に進んだ先月で、ベストは1分7秒000。そして今回のイベントの前日テストでの1分6秒4。本番の1分6秒5。と、1周2kmのコースで約2秒もタイムアップ出来た結果は満足いくものです。しかし、イベントで一緒に走行した“三菱コルト”や“スズキスイフト”の後付けターボ仕様に比べてエンド車速が158kmと約10km以上も遅れをとっており、まだまだタイムアップの方策は尽きません。今年は足回り中心でしたが、来年はエンジン関係にも力を入れてテストを行っていきたいですね。
また、筑波に持ち込む直前より不調であったブースト制御やCAN通信のノイズ問題については、時間をかけてトラブルシューティングを行った結果、おおよその対策案を講じることが出来そうです。年内中にはホームコースでもある『スパ西浦』で、現状での最終のテストを行いたい為、太田チーフメカとともに段取りを詰めています。こうして一つ一つの問題を“コツコツ”と解決することが、皆様のMINIライフに安心を添えられることであると信じて、今後もテストを行いながら、様々なデータを蓄積していこうと思います。