【Demon】助けられた自分。
セツと付き合いによって私は正しい道へ戻していった。
彼女は確かに、「バカ」に見えるタイプの子だろう。
しかし付き合い時間をかけると相手のことはよく分かるものだ。
私は最初、彼女の中身を全く見ていなかったのでそれに気付かなかったのだろう。
彼女はとにかく負けず嫌いで諦めない人だった。
プライベートの面は 決してほめられるような生活では無いが、仕事に対する責任、考え方は
尊敬に値する物がある。
その時の私は「デザイナーになる」そればっかり言っているだけで、行動を起こす事が無かった。。。
趣味程度に絵を描く程度でいずれ、お声が掛かると甘い考えをしていた。
そんな私に何の魅力が有るのだろうか?それとも駄目人間だからほっとけなくなったのか?
セツはそんな私を「きっと出来るよ」と励ましてくれた。
私はその励ましに甘えていたんだろう。私は彼女を心底信用するようになっていた。
そして、私はセツを幸せにしようと考えたのである。
今思えばなんて勝手な話だろう。怠けて口だけの私にどうやって幸せに出来るのか?
その時の私は「どうにかなる。」それだけの考えで、「どうにかする。」という考えは無かった。
セツの言葉により私は助けられていたのだろう。