久々の更新です。
先日、保育園に通う5歳の長男が雨の日に突然、ある言葉を口ずさみました。


雨ニモマケズ

宮沢賢治

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしはなりたい


長男が覚えていたのは最初の4行。
僕も知っていたのは恥ずかしながら最初の4行。
改めて読み直しました。「雨にも負けず」

勝手な解釈だけど「武士道精神」だと思った。

「自分を大切にし、人を大切にし、利の為に動くのではなく、義のために動く」
「時には我が身を捨て、人の為になることをする。」

ことが大切だと思っています。

この詩には宮沢賢治氏の自分の理想とする自分を書き記しておいたように思えてなりません。
この詩は宮沢賢治氏の死後に発見されたメモ帳に書かれていたメモだったそうです。

そうゆうものに私もなりたいし息子にもなってほしい・・・。