最近知ったお話

それは白虎隊隊士の篠田儀三郎君にまつわる話。

彼が6歳くらいのころ友達と「蛍狩り」に行こうと約束をしました。
しかしその約束の日はあいにくの暴風雨で、友達はうちに居りました。
すると、門を叩く音がします。

出てみると儀三郎君がいて、右手に蛍籠、左手には蛍を追うホウキを下げていました。友達はビックリして
「風雨がひどくて蛍は見えないよ。なのに、なんでワザワザ来たんだい?」

と聞きました。彼は

「僕は君との約束を守りに来たんだ。風雨で蛍が捕れないなら、また今度にしよう」

と言って帰ったそうです。彼は友達との約束を守るためだけに雨の中を会いに行きました。
蛍狩りはできないとわかりながら会いに行く。

意思を貫き通す、約束を守る心。

武士道の中で重要視される「義の精神」

彼の行動も「義」を貫く行動。


「義」とは何か?


簡単に説明すると

「自分自身の打算や損得から離れた正しい行い。」

現代は不義なことであふれていますが…。

自分の事ではなく、まわりの人の事を考えた行動。


書きながら頭の中は反省で溢れます。

まだまだ修行が必要です。