毎年大きなイベントに合わせて
箱根のポーラ美術館から案内が届きます。
遠いし、便もよくないので毎年というわけにはいかず
たまに出かける程度ですね。
緑に囲まれた近代的な建物ときれいな室内。
遊歩道もあり新緑の中をのんびり散歩もできます。
今年は
『ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌』
キュビズムの極致であるピカソの抽象画。
それ以前の青の時代と呼ばれるシックな色合いや
バラ色の時代と言われた頃の作品が好きだし
抽象画を嫌っているわけでもない。
今回の展示にはなかったけど
本当に緻密な人物画や肖像画を見てみたいのです。
一方シャガールは
やはり愛し合う男女が空を飛んでいる絵が多かったのですが
ピカソのキュビズムに影響を受けた作品も
沢山ありました。
とにかくシャガールは色彩が豊かで
特に花のモチーフは胸がキュンとするほどです。
戦前、戦後の歴史的背景について
詳しい説明もあり芸術家たちの苦悩を伺い知ることが出来ました。
二人は親友だったけど
ある食事会の席でピカソが言い放った冗談に
シャガールは激怒して二人の仲が決裂したんだとか・・・。
表面上は穏やかにしていたけど
シャガールは生涯ピカソを許すことはなかったらしい。
軽はずみな冗談で人を傷つけるのは
やめましょう。
美術館における私は
近くにより筆のタッチをのぞき込んだり
離れてデッサンの狂いはないかな?と眺めたり・・・(*'-'*)エヘヘ
色彩の美しさに心惹かれ、
理解することは出来なくても
自分がああ、この絵が好きだなと思えば
それが私のとっての名画になります。
ゆっくり時間をかけて鑑賞を楽しみます。
あっ、素描やエッジング(本当はチにてんてん)は
その限りではありませんこどね