だんだん春めいてきた先週の土曜日、
磐田のシルクロード・ミュージアムへ行って来ました。
何度か訪れてはいるものの
郊外の農道の奥の方にのあるので
看板を見落とすところでした。
写真は私設のミュージアムの全景ですが
300年以上前の民家を改築したものです。
室内は豪農だったらしい佇まいが・・・。
このレトロ感満載の古民家には
その名の通り、シルクロード沿いの国々から
オーナーさんが収集した古美術品が沢山展示されています。
衝撃だったのはタリバンに破壊される以前の王族の墓と
破壊された後の同じ場所の写真の対比でした。
この弥勒菩薩像は
日本で見る像とはずいぶん違っています。
右手に水の入ったツボを持っているのが特徴です。
左手無いし・・・・。
下に・・・ある?
年に4回ほど作品は入れ替わるのですが
今回はイスラムの陶器展~華麗な色彩の愉しみ~
と銘打って古典でありながら斬新な文様の食器や壺が
多数取り揃えられていました。
因みに、これらの作品は購入できません。
「ギャラリーなどで見られる作家さんの作品ですよ。」
って言われても違和感はありませんね。
ほどんどが7世紀から10世紀頃のものですが
感覚は現代に通ずるものがあります。
ここはその昔、蚕を育てた部屋だと聞いたことがありますが
1階の展示室にも現在の芸術家の作品が展示されています。
静かな農村の美術館で
シルクロードに暮らす人々に思いをはせ
悠久の時をのんびり味わいました。
一部お写真拝借しました (*´ェ`*)