ミュージカル『オズの魔法使い』を観て
次の日は予定通り、六本木の国立新美術館へ。
早めにホテルを出てそのまま向かったのですが
開館前にすでに列が出来ていました。
私ときたら、アメリカやヨーロッパの旅行には全然興味がなく
パリのルーブル博物館へ行くことなど考えた事もありません。
が、こうして国内に居ながらルーブルの名画たちに出会えるのは幸せなことです。
なにせ大勢が一度に入場したから中は混みあっていてゆっくり解説も読めないほどでしたが、
それでも素晴らしい作品を堪能する事が出来ました。
ところで、下の2枚の絵、どこが違うか判りますか?
上の絵はルーブル美術館展で見たカミーユ・コローの『コローのアトリエ』
下の絵は前日、三菱1号館美術館の
ワシントンナショナルギャラリー展で見た同じくコローの『芸術家のアトリエ』です。
比べてみてどうでしょう?
上の絵には犬がいませんね。
しかも、キャンバスに描かれた絵が中途半端な感じです。
と言う事は、ルーブルの方は習作・・・・?って思いませんか?
そして、フェルメール。
日本初上陸と言われる『天文学者』
日本初?
どこかで見たはずだけど・・・、そうそう愛知県のトヨタ美術館で確かに観てる。
想像よりはるかに小さくてびっくりしたんだもの。
そう思ったのは、私の錯覚で
それは『地理学者』でした。
やはり作品のサイズは小さいです。
学生の頃から名画と言われる絵画の写真を何度となく見て来ていると思いますが、
現物は想像するよりもずっと小さいですね。
モナリザしかり、ドガの踊り子しかりです。
写真をみて大きな作品を連想するほど
その絵が魅力的だと言う事だと思います。
絵葉書から撮った写真でそうとう見にくいですけどごめんなさい。