友達にラインで
「今日、ミキコさんと私の男を見に行って来たよ」連絡すると
「ああ、映画の事ね。ビックリした、あなたの男を見に行ったのかと・・・。」
馬鹿言ってんじゃないよ。
亭主一人をも持て余してるのに
先に原作を読んで内容を理解して・・・・。
う~ん、やっぱり違うんだよね。
1冊を2時間でまとめるんだから無理もないんだけど。
主演の浅野忠信は
女好きでだらしない父をカッコよく演じ
娘の花は二階堂ふみ、中学生から結婚を目前にした大人の女性まで実に器用に演じていました。
役所広司さんの『渇き』とか『脳男』とか出ていたんですね。どちらも観てないですねえ。
この花の少女時代を演じたのが山田望叶、花子とアンで子供時代の花子をやってた子で、
とても存在感のある可愛い瞳の持ち主です。
小さい演技派ですよ。
奥尻島沖の地震で一人残された花は
親戚だと名乗る25歳の腐野という海上保安庁の職員である男に引き取られる。
二人は異常な愛としりつつ離れがたい関係になる。
それに気付いた村の長老が二人を引き離すべく尽力するのだけれど・・・。
ミステリーなのでこれ以上は・・・・。
R指定になっているのは性描写が過激と言う事もあるだろうけど
近親相姦が倫理的に問題なんじゃないかとわたくしめは思うわけですよ。
養父なのに近親相姦って・・・・?
実ははそうじゃないんだよね、これが。
映画で描かれていないその訳が原作には、はっきりでは無いけど書かれています。
都会では6月に封切されたのに浜松では今月20日の封切。
その間に原作を読めた事がかえってラッキーだったな。
随所に原作と違うところはあったものの
北海道の厳しい寒さや流氷の泣く音は本では知る事が出来ない。