お隣の奥さんは日本の映画が好きで
ちょくちょく私を誘います。
日本の映画は嫌いとか、見たくないってことは全然ないのですが
一人で行く時はどちらかと言うとあまり見ないですねえ。
先週の水曜日に観た
『小さいおうち』は黒木 華さんがベルリン映画祭で銀熊賞を受賞したことも有って
TOHOのチケット売り場は大混乱でした。
やはり女性向きなんでしょうかほとんどが女性でした。
もっとも、水曜はレディースデーなんですものね。
私はいつ行っても同じお値段なので他に日にすれば良かった・・・。
いつもの最後列、真ん中の席が埋まってしまいました。
で、映画は昭和初期に山形から人減らしのために
奉公に出されたタキちゃんの回想録で
当時の古き良き時代の家具調度や生活様式、所作などが
山田洋二監督の手で見事に再現されています。
映画のタイトルは『小さいおうち』ですが
『タキちゃん』の方がピッタリすると思うんだけど・・・・。
主演の黒木 華さんはどちらかと言うと地味なお顔立ちで
役どころも自分を控えめに生きる当時で言ったら女中さん。
でもその存在感たるや半端じゃないです。
主演女優賞?って聞いた時にはが3っつくらい付きましたが
映画を見て納得しました。
老後のタキさんは賠償智恵子さん、
こちらも素晴らしかったです。
山田洋二監督の作品は
日本を大事に大事に表現されて、普通って感じがいいです。